5分でわかる!意外と難しい「ダウンロード違法化」「刑罰化」の基本

また、A3の「知りながら」については本記事では省略する。

「違法」と「刑罰対象(犯罪)」の違いとは?

次に「ダウンロード刑罰化」の範囲……なのだが、その前に、そもそも「刑罰化」とはどういうことだろうか。
「違法な行為」と「刑罰対象(犯罪)」は違う。法律の世界には、「違法だけど、刑罰対象(犯罪)ではない」というものもあるのだ。典型的には不倫だ。

・不倫は「違法」である → だから相手に訴えられると損害賠償を払う必要がある。
・不倫は「刑罰対象(犯罪)」ではない → だから逮捕されることはない。警察の捜査を受けることもない。

と、いうことだ。不倫は「違法」だが「刑罰対象(犯罪)」ではないため、損害賠償を請求しようとする人は、探偵なども使いながら自力で証拠を集める必要がある。
乱暴に言えば、「違法だけど刑罰対象(犯罪)ではないダウンロード」は不倫と同じ扱いだ。

「ダウンロード刑罰化」の範囲は?

「ダウンロード刑罰化」は、「ダウンロード違法化」の対象の一部を、刑罰対象(犯罪)とするもの。対象は、以下のような条件を両方満たすものだ。

B1. ダウンロード違法化の対象(上記のA1-A3)
B2. 「有償」なコンテンツであること

B2は、一言で言えば「お金を取って流通しているコンテンツ」ということ。オリコンチャートに登場する音楽やハリウッド映画などが典型だ。

DVD化されていないテレビ番組を落とすのは「犯罪」ではない

テレビ番組は、放映時点では(オンデマンド放送などを除き)「無償」だ。だから、無断アップロードされているアニメなどをダウンロードした場合...続きを読む

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