『天気の子』興行収入100億円突破! 新海誠インタビュー「世界を変える」

 でも、その後大きな出来事がいくつもあって。特に東日本震災はやはりひとつ、大きな切っ掛けだったと思いますが、自分の中身を見つめるというフェーズが一旦終わって。僕自身が見たいものや描きたいことも、自分の外のこと、自分の隣に誰がいるのかということに、だんだん変わってきたという気はします。

──それもあって、主人公も外向きになってきたというか。

新海 はい、ちょっと元気に(笑)。『言の葉の庭』くらいから明快に変わってきたような気がします。あれは2013年ですから、やはり震災の後ですよね。自分の内側を見るよりは、外側を見るキャラクターを描こうというような、変化はあったと思います。

──これまでの新海作品は、一貫して「距離」が大きなテーマだったと思います。どうにも縮まらない距離(時間的な、空間的な、社会状況的な)をめぐる切なさと、その感情に寄り添うようなストーリー。でも『君の名は。』は「その距離が埋まる」という予感を感じさせる結末でした。そして『天気の子』は、そこからさらに1歩進んで、主人公の二人の距離がさらに近づく結末だったと言えますよね。

新海 ただ、それで言うと『君の名は。』は、二人の距離がほぼゼロになる話なんですよね。だって、お互いがお互いになってしまうわけだから(笑)。でも、〝同一人物〟になってしまうからこそ、直接対面することは決してできない。無限大に近いと同時に無限大に遠い二人の物語で、実は僕自身、「距離」というモチーフで描きたいものは『君の名は。』で描ききれた気がするんです。ですから今回の『天気の子』では、二人の距離感から生まれるドラマのようなものは、もうほとんど意識もしていなかったですね。

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