「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA刊)にて連載中の人気コミック『僕の妻は感情がない』(原作/杉浦次郎)を原作としたTVアニメが7月より放送スタート! 恋愛経験の少ない社畜サラリーマン・タクマと、人間に関してまだまだ勉強中の家事ロボット・ミーナの二人が、夫婦の絆を築くまでを描くハートフルストーリーの行方は!? 今回はタクマ役の豊永利行と、ミーナ役の稲垣好に、作品の魅力やキャラクターを演じてみての感想などを語ってもらった。
――原作や台本を読んで感じた作品の印象を教えてください。
豊永 日常的でありながら非日常を描いたいわゆる”少し不思議”という意味のSF要素のある作品という印象を受けました。台本を読んだときは、血の通ったタクマの言葉に家事ロボットのミーナちゃんが業務的な文言を返すみたいな雰囲気があって、物語を動かしていくのはタクマなんだろうなって思っていたんです。でも意外にそういう関係でないことがわかったりして。一本筋が通っていながらも収録の前と後で抱いていたイメージがちょっと変わった作品でした。
稲垣 最初はロボットということもあり、ミーナには無機質で独特な空気感があるなと思っていたんです。でもだんだん感情がないはずのミーナの表情や行動の中にタクマさま への感情が込められているように見えてきまして、「なんだろう、この可愛さ」と新しい扉を開けたかのような気持ちを感じるようになっていきました(笑)。シュール感のある二人の掛け合いも魅力的で、クスッと笑えたり、ほっこりしたり、ほのぼのとした気持ちになれたり、はたまた「これって大丈夫?」みたいにドキドキしてキュンとするシーンがあったりと、見ている側の感情がとても忙しくなる作品という印象があります。
――ご自身が演じているタクマとミーナは、どんなキャラクターですか?
豊永 タクマくんは一般的な社畜サラリーマンですね(笑)。自宅で食事の用意をしてくれている家事ロボットのミーナちゃんを妻に迎えるって時点で、視聴者の皆様も最初は「おや?」って思うかもしれません。でもフィギュアとかぬいぐるみとか、人間でない相手を愛している方は現実世界でもいらっしゃいますよね。 自分が愛しいと思った相手であれば、それが誰であろうとどんな存在であろうとも愛を感じることができるというのがタクマくんの素晴らしいところだと考えていますし、そんな彼に共感できる視聴者の方も意外と多いんじゃないかなと思っています。
稲垣 ミーナは感情がない家事ロボットですが、タクマさまと夫婦生活を過ごすうちに徐々に負けず嫌いな面とか、「ドヤァ」っとした仕草など、お姉さん目線になったりするシーンが増えていくのが面白くて。
――アフレコでは監督や音響監督からどんなディレクションがありましたか?
豊永 僕の中でのタクマくん像は、率直に言うと少しだけ気持ち悪い一面もあったんです。でも監督や音響監督とのすり合わせの段階で、もう少しさわやかでフレッシュにといった方向に修正することになりました。本番で言われたのはアクセントや細かいイントネーションぐらいでしたね。音響監督の伊藤(巧)さんとは以前から他の現場でもお世話になっていたので、「豊永君なら大丈夫でしょ」みたいな空気を感じたので逆にプレッシャーではありました(笑)
稲垣 私が最初にイメージしていたミーナは、もっとロボットっぽいしゃべり方をしていたんです。でも「そんなにロボロボしなくていい」というディレクションをいただきましたので、柔らかめに修正させてもらいました。本番では「冷たすぎる」とか「ちょっと怖い」とか言われることが多くて。それと「ロボットは息継ぎをしないんじゃないかな」と思い、あえてセリフを一息で読むようにしていたら、最後まで息が保たなくて(笑)。そこはリテイクさせてもらうことになりました。
豊永 そういえば「息なくなっちゃったね」って言われていたね(笑)
稲垣 ミーナは感情が表に出ないだけじゃなくて、力んだりしても声が変化することがないんです。なので、抑揚をどこで出すかを考えるのがすごく大変でした。結局「動きで抑揚を出すしかない」という話になり、台本に首の向きとか目の動きとか、ミーナのあらゆる動きを矢印や絵でいっぱい書き込んで、その動きに合わせながら細かく抑揚をつけて演じるようにしています。
【関連画像】ハートフルな場面や豊永利行さん稲垣好さんの写真を見る!(13枚)
――実際にお二人で掛け合いをした感想を教えてください。
豊永 当然ですけどミーナちゃんがロボットということもあって、僕が投げた球は必ず一定方向から何も変化せずに返ってくるんですよ。キャッチボールにならない会話をミーナちゃんと自然にしているタクマを演じることに、僕はすごく違和感を覚えていて。その腑に落ちない感じを自分なりに納得するのには丸二日ぐらいかかりました(笑)
稲垣 私としてもタクマさまの想いを受け取りたいという気持ちはあったんです。でもミーナとして「ここはもっとバッサリと切ってほしい」とか「この温度差が面白いんだ」と言われたので、わざとバッサリと切るような会話に慣れるのに最初はすごく苦労しました。でもだんだんその加減が分かるようになってきて、二人の関係が進むにつれて、最後の方では驚くくらいミーナちゃんがタクマさまに対して柔らかくしゃべるようになっていった気がして。そこは豊永さんのお芝居があったからこそ、引き出されていったところなのかなと思っています。
豊永 でしょうね(笑)。いやいや、持ち上げるのやめてくださいよ。
稲垣 ホントです(笑)。
豊永 だけど現場でも「ミーナちゃんは役者殺しだよね」って言われていたもんね。「会話のキャッチボールをちゃんとしろ」って言われるのが役者なのに、「するな」って言われるすごい現場でした。
稲垣 日常生活にも支障が出ましたし(笑)。他の人とおしゃべりしてて「心の中では思ってないよね」みたいに言われることがたまにあったりして。
豊永 そうなんだ。このアニメを観てもらって「ミーナちゃんを演じていたから反応薄かったんです」って言った方がいいよ。
稲垣 そうですね。「これの影響だったんだよ」と弁解のために視聴を薦めたいと思います(笑)
――完成映像をご覧になって感じたアニメならではの魅力というと?
豊永 それこそミーナちゃんがドヤる瞬間とか、目を細めたりするところとかですよね。映像化されるとこうなるんだって。
稲垣 目の描写とかすごいですよね。
豊永 目がキュイーンってなるところなんかは、コミックのときよりもロボットなんだっていうことを意識させられました。
稲垣 詳しく描かれていかったところがより細かく描写されていますしね。私はミーナちゃんがビールの缶をブシャーっとするところがすごく好きです。コミックと視点が変わっていて、より弾けますし(笑)。
豊永 タクマの部屋は想像していたよりも暗めかな? そこのギャップも含めてよりリアルに感じるというか。
稲垣 あの部屋は無機質ですよね。何もないんですよ(笑)
豊永 築45年ぐらいの部屋に住んでいるんですよ。「もっといい部屋住めるでしょ」って思うんですけど。
――そんな二人の関係の理解者として、タクマの妹のあかりが登場します。彼女についてはどんな印象がありますか?
豊永 あかりちゃんね。一言でいうならド変態ですよね(笑)
稲垣 私はオーディションでミーナ以外にあかりも受けさせていただいたのですが、やっぱりド変態でした(笑)。でもミーナには友逹のように接してくれたりと、相手への偏見を持たずに普通に接してくるところはタクマさまに似ているんですよ。そこはやっぱり兄妹なんだなって思ったりもしました。
豊永 タクマくんは「この関係がバレるといろいろヤバイかも」って戦々恐々としていたのに、あかりちゃんはそんな二人の関係に実はメッチャ興奮していたっていうのがすごく面白くて(笑)。お話的にはそんなあかりちゃんが二人の関係にとっての起爆剤にもなっていたりするので、彼女の登場シーンについてはぜひ楽しみにしてほしいと思います。
――タクマとミーナのような人間以外の恋愛について、お二人はどう思われていますか?
豊永 個人的には別にいいんじゃないかって思いますけどね。
稲垣 私も自分とお相手の方が幸せであれば、別に愛する相手が人間じゃなくてもいいと思います。そこに愛があれば大丈夫。応援します。お幸せに!
――もしもミーナのような家事ロボットが発売されたら購入したいと思いますか?
豊永 僕は中古でミーナちゃんを買って家に持って帰ったら、家族から「どうすんの?」って言われそうではあるんですけど(笑)。でもChatGPTで遊んだり、ルンバを家で使ったりは普通にしているので、もしも近い将来、一家に一台のロボットが当たり前になったとしたら、多分購入を検討しようって話にはなると思います。
稲垣 私はSiriとかに暇なとき話しかけてしまうタイプなので、家事ロボットじゃなくてスーパーミーナみたいにお家で話し相手になってくれるような、そんな友逹ポジションのロボットがほしいです。お友達がいないので(笑)
豊永 いやいや、ロボよりまず友逹作ろう(笑)。
――最後に放送を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
豊永 いよいよアニメの放送が始まります。皆さんの中にある価値観とか常識とか、そういったものを今一度考えさせてくれる作品ではありますが、基本的にはリラックスしながら観られる内容になっています。僕もミーナちゃんの行動には笑わせてもらっていますので、ぜひ皆さんも一緒になってミーナちゃんに癒されていただきつつ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
稲垣 ミーナちゃんは感情を出さないのですが、観ている視聴者の皆さんの感情はすごい勢いで揺さぶってくる面白い作品になっていると思います。とはいえ日常を描いた物語ではありますので、ほのぼのとしたりキュンとしたり、ちょっとウルッとしながら、タクマさまとミーナちゃんのちょっと変わった日々の生活を味わっていただけたと思います。
<PROFILE>
豊永利行(とよながとしゆき)
4月28日生まれ。スーパーエキセントリックシアター所属。主な出演作は『Buddy Daddies』(来栖一騎)、『メカウデ』(ヒカル)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(ポップ役)、『風が強く吹いている』(清瀬灰二)、『ユーリ!!! on ICE』(勝生勇利)ほか。
稲垣好(いながきこのみ)
7月24日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』(せるふ)、『SYNDUALITY Noir』(エリー)、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(リリッケ・カドカ・リパティ)、『黒の召喚士』(アンジェ)ほか。
――原作や台本を読んで感じた作品の印象を教えてください。
豊永 日常的でありながら非日常を描いたいわゆる”少し不思議”という意味のSF要素のある作品という印象を受けました。台本を読んだときは、血の通ったタクマの言葉に家事ロボットのミーナちゃんが業務的な文言を返すみたいな雰囲気があって、物語を動かしていくのはタクマなんだろうなって思っていたんです。でも意外にそういう関係でないことがわかったりして。一本筋が通っていながらも収録の前と後で抱いていたイメージがちょっと変わった作品でした。
稲垣 最初はロボットということもあり、ミーナには無機質で独特な空気感があるなと思っていたんです。でもだんだん感情がないはずのミーナの表情や行動の中にタクマさま への感情が込められているように見えてきまして、「なんだろう、この可愛さ」と新しい扉を開けたかのような気持ちを感じるようになっていきました(笑)。シュール感のある二人の掛け合いも魅力的で、クスッと笑えたり、ほっこりしたり、ほのぼのとした気持ちになれたり、はたまた「これって大丈夫?」みたいにドキドキしてキュンとするシーンがあったりと、見ている側の感情がとても忙しくなる作品という印象があります。
――ご自身が演じているタクマとミーナは、どんなキャラクターですか?
豊永 タクマくんは一般的な社畜サラリーマンですね(笑)。自宅で食事の用意をしてくれている家事ロボットのミーナちゃんを妻に迎えるって時点で、視聴者の皆様も最初は「おや?」って思うかもしれません。でもフィギュアとかぬいぐるみとか、人間でない相手を愛している方は現実世界でもいらっしゃいますよね。 自分が愛しいと思った相手であれば、それが誰であろうとどんな存在であろうとも愛を感じることができるというのがタクマくんの素晴らしいところだと考えていますし、そんな彼に共感できる視聴者の方も意外と多いんじゃないかなと思っています。
稲垣 ミーナは感情がない家事ロボットですが、タクマさまと夫婦生活を過ごすうちに徐々に負けず嫌いな面とか、「ドヤァ」っとした仕草など、お姉さん目線になったりするシーンが増えていくのが面白くて。
「これを言ってほしいんだろうな」とか「ヤキモチ焼いちゃっているんだろうな」といったミーナちゃんの気持ちが、無意識に動きに出てしまうところなんかは素直で可愛いなと思いました。
――アフレコでは監督や音響監督からどんなディレクションがありましたか?
豊永 僕の中でのタクマくん像は、率直に言うと少しだけ気持ち悪い一面もあったんです。でも監督や音響監督とのすり合わせの段階で、もう少しさわやかでフレッシュにといった方向に修正することになりました。本番で言われたのはアクセントや細かいイントネーションぐらいでしたね。音響監督の伊藤(巧)さんとは以前から他の現場でもお世話になっていたので、「豊永君なら大丈夫でしょ」みたいな空気を感じたので逆にプレッシャーではありました(笑)
稲垣 私が最初にイメージしていたミーナは、もっとロボットっぽいしゃべり方をしていたんです。でも「そんなにロボロボしなくていい」というディレクションをいただきましたので、柔らかめに修正させてもらいました。本番では「冷たすぎる」とか「ちょっと怖い」とか言われることが多くて。それと「ロボットは息継ぎをしないんじゃないかな」と思い、あえてセリフを一息で読むようにしていたら、最後まで息が保たなくて(笑)。そこはリテイクさせてもらうことになりました。
豊永 そういえば「息なくなっちゃったね」って言われていたね(笑)
稲垣 ミーナは感情が表に出ないだけじゃなくて、力んだりしても声が変化することがないんです。なので、抑揚をどこで出すかを考えるのがすごく大変でした。結局「動きで抑揚を出すしかない」という話になり、台本に首の向きとか目の動きとか、ミーナのあらゆる動きを矢印や絵でいっぱい書き込んで、その動きに合わせながら細かく抑揚をつけて演じるようにしています。
【関連画像】ハートフルな場面や豊永利行さん稲垣好さんの写真を見る!(13枚)
――実際にお二人で掛け合いをした感想を教えてください。
豊永 当然ですけどミーナちゃんがロボットということもあって、僕が投げた球は必ず一定方向から何も変化せずに返ってくるんですよ。キャッチボールにならない会話をミーナちゃんと自然にしているタクマを演じることに、僕はすごく違和感を覚えていて。その腑に落ちない感じを自分なりに納得するのには丸二日ぐらいかかりました(笑)
稲垣 私としてもタクマさまの想いを受け取りたいという気持ちはあったんです。でもミーナとして「ここはもっとバッサリと切ってほしい」とか「この温度差が面白いんだ」と言われたので、わざとバッサリと切るような会話に慣れるのに最初はすごく苦労しました。でもだんだんその加減が分かるようになってきて、二人の関係が進むにつれて、最後の方では驚くくらいミーナちゃんがタクマさまに対して柔らかくしゃべるようになっていった気がして。そこは豊永さんのお芝居があったからこそ、引き出されていったところなのかなと思っています。
豊永 でしょうね(笑)。いやいや、持ち上げるのやめてくださいよ。
稲垣 ホントです(笑)。
豊永 だけど現場でも「ミーナちゃんは役者殺しだよね」って言われていたもんね。「会話のキャッチボールをちゃんとしろ」って言われるのが役者なのに、「するな」って言われるすごい現場でした。
稲垣 日常生活にも支障が出ましたし(笑)。他の人とおしゃべりしてて「心の中では思ってないよね」みたいに言われることがたまにあったりして。
豊永 そうなんだ。このアニメを観てもらって「ミーナちゃんを演じていたから反応薄かったんです」って言った方がいいよ。
稲垣 そうですね。「これの影響だったんだよ」と弁解のために視聴を薦めたいと思います(笑)
――完成映像をご覧になって感じたアニメならではの魅力というと?
豊永 それこそミーナちゃんがドヤる瞬間とか、目を細めたりするところとかですよね。映像化されるとこうなるんだって。
稲垣 目の描写とかすごいですよね。
豊永 目がキュイーンってなるところなんかは、コミックのときよりもロボットなんだっていうことを意識させられました。
稲垣 詳しく描かれていかったところがより細かく描写されていますしね。私はミーナちゃんがビールの缶をブシャーっとするところがすごく好きです。コミックと視点が変わっていて、より弾けますし(笑)。
豊永 タクマの部屋は想像していたよりも暗めかな? そこのギャップも含めてよりリアルに感じるというか。
稲垣 あの部屋は無機質ですよね。何もないんですよ(笑)
豊永 築45年ぐらいの部屋に住んでいるんですよ。「もっといい部屋住めるでしょ」って思うんですけど。
――そんな二人の関係の理解者として、タクマの妹のあかりが登場します。彼女についてはどんな印象がありますか?
豊永 あかりちゃんね。一言でいうならド変態ですよね(笑)
稲垣 私はオーディションでミーナ以外にあかりも受けさせていただいたのですが、やっぱりド変態でした(笑)。でもミーナには友逹のように接してくれたりと、相手への偏見を持たずに普通に接してくるところはタクマさまに似ているんですよ。そこはやっぱり兄妹なんだなって思ったりもしました。
豊永 タクマくんは「この関係がバレるといろいろヤバイかも」って戦々恐々としていたのに、あかりちゃんはそんな二人の関係に実はメッチャ興奮していたっていうのがすごく面白くて(笑)。お話的にはそんなあかりちゃんが二人の関係にとっての起爆剤にもなっていたりするので、彼女の登場シーンについてはぜひ楽しみにしてほしいと思います。
――タクマとミーナのような人間以外の恋愛について、お二人はどう思われていますか?
豊永 個人的には別にいいんじゃないかって思いますけどね。
多様性の時代でもあるし、受け入れるべき概念なんじゃないかなと思います。
稲垣 私も自分とお相手の方が幸せであれば、別に愛する相手が人間じゃなくてもいいと思います。そこに愛があれば大丈夫。応援します。お幸せに!
――もしもミーナのような家事ロボットが発売されたら購入したいと思いますか?
豊永 僕は中古でミーナちゃんを買って家に持って帰ったら、家族から「どうすんの?」って言われそうではあるんですけど(笑)。でもChatGPTで遊んだり、ルンバを家で使ったりは普通にしているので、もしも近い将来、一家に一台のロボットが当たり前になったとしたら、多分購入を検討しようって話にはなると思います。
稲垣 私はSiriとかに暇なとき話しかけてしまうタイプなので、家事ロボットじゃなくてスーパーミーナみたいにお家で話し相手になってくれるような、そんな友逹ポジションのロボットがほしいです。お友達がいないので(笑)
豊永 いやいや、ロボよりまず友逹作ろう(笑)。
――最後に放送を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
豊永 いよいよアニメの放送が始まります。皆さんの中にある価値観とか常識とか、そういったものを今一度考えさせてくれる作品ではありますが、基本的にはリラックスしながら観られる内容になっています。僕もミーナちゃんの行動には笑わせてもらっていますので、ぜひ皆さんも一緒になってミーナちゃんに癒されていただきつつ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
稲垣 ミーナちゃんは感情を出さないのですが、観ている視聴者の皆さんの感情はすごい勢いで揺さぶってくる面白い作品になっていると思います。とはいえ日常を描いた物語ではありますので、ほのぼのとしたりキュンとしたり、ちょっとウルッとしながら、タクマさまとミーナちゃんのちょっと変わった日々の生活を味わっていただけたと思います。
<PROFILE>
豊永利行(とよながとしゆき)
4月28日生まれ。スーパーエキセントリックシアター所属。主な出演作は『Buddy Daddies』(来栖一騎)、『メカウデ』(ヒカル)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(ポップ役)、『風が強く吹いている』(清瀬灰二)、『ユーリ!!! on ICE』(勝生勇利)ほか。
稲垣好(いながきこのみ)
7月24日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』(せるふ)、『SYNDUALITY Noir』(エリー)、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(リリッケ・カドカ・リパティ)、『黒の召喚士』(アンジェ)ほか。
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