この秋全国公開が予定されている長井龍雪監督のオリジナル劇場アニメーション最新作『ふれる。』。
その公開日や本編予告映像&キービジュアル、メインキャラクターのキャスト名、主題歌情報、キャスト&監督の4ショットインタビュー映像などが一斉解禁されることになった。

映画『ふれる。』は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』と、”心揺さぶる”青春三部作を手がけた監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の黄金トリオが再集結したファン待望のオリジナル劇場長編アニメーション。

同じ島で育った小野田秋、祖父江諒、井ノ原優太の20歳の青年三人組は、上京した東京・高田馬場で共同生活を始めることになる。秋はBARでのバイト、諒は不動産会社の営業、優太は服飾デザイナー志望の専門学生と生活はバラバラだったものの、彼らの出身の島伝承の謎の生き物”ふれる”によるテレパシーにも似た特別な意思疎通の力でいつも心は繋がっていた。口にしなくてもそれぞれの言葉が流れこんでくる、そんな”ふれる”によって結びついた3人の友情だったが、やがてその隠された”もう一つの力”によって変わっていくことになる。

監督を務めるのは『ハチミツとクローバーⅡ』(2006)で監督デビューを果たし、『とある科学の超電磁砲』(2009)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(2015)などを手掛けた長井龍雪。脚本には、映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018)、昨年は『アリスとテレスのまぼろし工場』(2023)で脚本・監督も務める岡田麿里。キャラクターデザインを務めるのは田中将賀。『すずめの戸締まり』(2022)のキャラクターデザインや、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021)の作画監督といったメガヒット作品を手掛けた。


今回解禁される新情報はまさに盛りだくさん。
まずはメインキャラクター陣のキャストを発表!
BARでアルバイトをしていて、口下手で幼いころから手が先に出てしまう20歳の青年・小野田秋を演じるのは、男性アイドルグループ”King & Prince”や”Mr.KING”のメンバーとして活躍する永瀬廉。数々のドラマでも活躍し、昨年公開の劇場映画『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』で声優初挑戦を果たした永瀬が、アニメ映画二度目の出演(主演としては初)として秋をどう演じていくのか気になるところ。

そんな秋と同じ20歳の不動産会社の新卒社員で、体育会系の兄貴分・祖父江諒役をつとめるのは、人気急上昇中の若手俳優・坂東龍汰。『弱虫ペダル』(20)では永瀬とも共演したほか、主演映画『若武者』(24)が公開中の他、ドラマ、舞台と活躍の場を広げ、25年正月公開予定の映画『君の忘れ方』にも主演が決定している坂東は、初のアニメーション映画への出演、そして初の主演となる。

また二人と一緒に生まれ故郷の島を離れて上京してきたデザイナー志望の服飾専門学生・井ノ原優太役を演じるのは、ドラマ初主演となる『仮面ライダーリバイス』で五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役を熱演して話題になった前田拳太郎。元々アニメーションが大好きだという前田だが、今回アニメーション映画初出演にして初主演、さらには永瀬・坂東共に初共演を果たした。そんな前田がコンプレックス多めで、たまに卑屈気味なところもある優太をどのように表現するのかもワクワクするポイントといえるだろう。

3人はオーディションで役をつかみ取ったそうで、「様々な方々がオーディションを受けられている中で、自分がチャンスをつかみ取れたこと、そして「秋」という役を演じさせていただけることがめちゃめちゃ嬉しかったです」(永瀬)、「まさか自分に決まると思っていなかったので素直に嬉しかった」(坂東)、「2024年の目標が「アニメーションの声優をやりたい」だったのですが、年末に受けたオーディションで昨年中に夢が叶ってしまって、嬉しすぎて部屋で飛び跳ねました」(前田)などとそれぞれ喜びのコメントを語ってくれた。

他にも鴨沢樹里役に白石晴香、浅川奈南役に石見舞菜香、脇田役に皆川猿時、島田公平役に津田健次郎と実力派声優が勢揃い。彼らが演じる個性的なキャラクターたちの物語をぜひ楽しみにしていてもらいたい。

さらに主題歌情報も公開。
なんとアニメーション映画初タイアップとなる二人組の音楽ユニット”YOASOBI”が主題歌「モノトーン」を歌うことに! 長井監督はYOASOBIを起用した理由について「歌詞(言葉)に唯一無二の力を持ち、人の心に強く”ふれる”ことが出来る楽曲を創り出せるYOASOBIさんしかいないと思い、お願いしました。」とコメント。YOASOBIは「作品を通して感じた”人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを想う気持ちと向き合いながら制作しました」と書き下ろした主題歌「モノトーン」について解説してくれた。

また「2024年秋公開」とされていた劇場公開日だが、10月4日(金)に決定!
さらに本予告映像&キービジュアルも解禁。予告映像冒頭では島で暮らす幼い頃の秋、諒、優太の姿から、舞台は上京した東京に移り、やがて3人の関係性に亀裂が入っていく様が映し出されていく。少しずつすれ違っていく3人はどうなってしまうのか? そして予告の随所に登場する「糸」の正体は? キービジュアルでは一緒に住んでいる家の縁側で笑顔でくつろぐ三人の姿が描かれているほか、この物語のキーになる謎の生物”ふれる”の姿も。

ほかにも永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎のメインキャスト3人と長井龍雪監督による「映画『ふれる。』キャスティングの決め手!」と題しての4ショットインタビューの映像も公開。声優にチャレンジした3人からどのようなトークが飛び出すのか、また長井監督が解説するキャスティングの決め手とは? 気になる映像をぜひチェックしてほしい!

【関連動画】永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎、監督インタビュー動画&予告映像(2本)

(C)2024 FURERU PROJECT

【永瀬廉/コメント全文】
様々な方々がオーディションを受けられている中で、自分がチャンスをつかみ取れたこと、そして「秋」という役を演じさせていただけることがめちゃめちゃ嬉しかったです。と同時に、僕がこれからどう「秋」を演じていこうかな?というワクワクが同時にグッと上がってきました。『ふれる。』はコミュニケーションの大切さ、日常生活での人とのつながりを改めて考えさせられるような作品です。年齢、世代問わず今だからこそ見ていただきたい作品になっています。
楽しみにしていてください。

【坂東龍汰/コメント全文】
オーディションを受けた際は、まさか自分に決まると思っていなかったので素直に嬉しかったです。
声の仕事は初めてで、楽しみな気持ちと「自分に務まるのかな?」という不安な気持ちもありました。
ストーリーが本当に面白くて、シナリオを読む手が止まらなくなるほど、一瞬で引き込まれました。
改めて人との繋がり方や関係について考えさせられるような物語。更に、この物語の世界をパワーアップしてお届けできたらと思っています。

【前田拳太郎/コメント全文】
昨年末に、2024年の目標として「アニメーションの声優をやりたい」というものを掲げました。
それが、年末に受けたオーディションで昨年中に夢が叶ってしまって、嬉しすぎて部屋で飛び跳ねました。
元々アニメーションが大好きなので、気合を入れてオーディションに参加しました。とても緊張していたのですが
自然に緊張が解れて良い状態で挑めたと思います。
アフレコ中も笑ったり、感動しながら皆で力を合わせて頑張った作品です。
たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。


【長井龍雪監督/YOASOBI起用についてのコメント】
「今や、SNS等を通じて誰もが誰とでも繋がれる。だからこそ誰に何を伝え、どんな想いを共有したいのかを選ぶことがひとりひとりに求められていると考えています。この作品を通して、その気持ちを込めて作っていて、音楽の面でもお客様にそれを伝えるには、どんな人に主題歌をお願いしたら良いのだろうか?とスタッフ一同で思案した結果、歌詞(言葉)に唯一無二の力を持ち、人の心に強く”ふれる”ことが出来る楽曲を創り出せるYOASOBIさんしかいないと思い、お願いしました」

【YOASOBI/「モノトーン」制作についてのコメント】
「今回書き下ろしさせていただいた「モノトーン」という楽曲は、作品を通して感じた”人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを想う気持ちと向き合いながら制作しました。世の中は日々発展していって、様々なツールでコミュニケーションが取りやすい環境だからこそ、それ故に感じる孤独と上手く向き合うことが大切だと感じているので、そういった想いも込めています。映画と一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです」
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