【関連写真】スーパー歌舞伎『もののけ姫』の製作発表記者会見の写真をチェック!
”スーパー歌舞伎”は、三代目市川猿之助が1986年に創始した、伝統と革新を融合させた現代風歌舞伎。今年で40周年という節目を迎え、『ヤマトタケル』や『三国志』、『ワンピース』など数々の話題作が上演されてきた。
今回の新作となる『もののけ姫』は、1997年に公開された宮﨑駿監督、スタジオジブリ制作による劇場アニメーションが原作。公開されるや観客動員数約1420万人を超える大ヒットを記録し、『E.T.』を抜いて当時の日本歴代興行収入1位を更新した不朽の名作だ。壮大なスペクタクルとダイナミックな演出を持ち味とするスーパー歌舞伎として、新たな輝きを放つことになる。
会見には、主人公・アシタカ役の市川團子、サン役の中村壱太郎、乙事主役の市川中車、演出を担当した横内謙介氏、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏、松竹取締役副社長・演劇本部長の山根成之氏が登壇した。
最初に挨拶に立った山根取締役副社長・演劇本部長は、スーパー歌舞伎の題材に『もののけ姫』が選ばれた経緯について、「宮﨑駿さんの世界観や久石譲さんの音楽は、従来の歌舞伎よりもスーパー歌舞伎のほうが相性が良いと考え、鈴木さんに相談しました」と説明。「今まで皆さんがご覧になったことのない舞台を作っていきたいと思います」と力強く語った。
鈴木プロデューサーは、『もののけ姫』の製作にあたって当時「映画で時代劇は流行らない」といろんな人から反対されたといった思い出話を披露。そんな作品が大ヒットを記録して、さらには歌舞伎の世界でもう一回再現できることに「ちょっと感動しています」と感無量といったようす。宮﨑監督も「本格的にやろうとすると、時代劇だよ。チャンバラなんだよ。
鈴木プロデューサーは、『もののけ姫』の製作当時、「映画で時代劇は流行らない」とさまざまな人から反対されたという思い出を披露。そんな作品が大ヒットを記録し、さらに歌舞伎として新たな形で再現されることに「ちょっと感動しています」と感慨深げな表情を見せた。
また宮﨑監督が「本格的にやろうとすると、時代劇だよ。チャンバラなんだよ。それが歌舞伎になるのは極々自然な流れじゃないか」と、『もののけ姫』と歌舞伎の親和性について語っていたことも明かした。
さらに数日前には、アシタカ役の市川團子とサン役の中村壱太郎が自身のラジオ番組にゲスト出演したことにも触れ、「このお二人が出演して頑張っていただけるなら、成功は間違いないと思いました」と期待を寄せた。
一方で、『もののけ姫』の歌舞伎化については、山根取締役副社長・演劇本部長から相談を受けた際、首を縦に振るか迷っているうちに「OKですね?」と迫られ、そのまま「受けちゃった」と笑いながら告白。
さらに友人だという『ONE PIECE』作者・尾田栄一郎氏に誘われ、『スーパー歌舞伎II ワンピース』を初日に観劇した際に「面白かったんですよ」と感じたことも決め手の一つだったそうで、「この舞台と同じメンバーで『もののけ姫』を演じるという話を聞いた瞬間から、僕としてはなんの文句もない」と快諾した経緯を明かした。
演出の横内氏は、「このような素晴らしい仕事に参加させていただいていることに感謝し、期待に応える責任の重さを痛感しています」とコメント。
本作について、映画のキャッチコピーだった「生きろ」とは異なる「共に生きよう」を自身のスローガンに掲げ、「アニメと歌舞伎、それが共に生きて、作り手も共に生きて、お客さんとも共に生きる。そういうユートピアのような時間が生まれるよう全力を尽くしていきます」と意気込みを語った。
出演俳優陣も気合十分の様子だった。
呪いをかけられた少年・アシタカを演じる市川團子は、スーパー歌舞伎を創始した祖父・二世市川猿翁が亡くなってから初の興行であり、国内外で高い人気を誇る『もののけ姫』を歌舞伎として上演することについて、「正直怖さもあります。ただ、しっかりと覚悟を持って良い舞台にし、一人でも多くの方に感動していただき、明日を生きる活力となるよう、皆で力を合わせて誠心誠意舞台に向かっていきたいと思っています」と決意を語った。
自身が演じるアシタカについては、「寡黙な人だと思っています。寡黙な分、一つひとつの言葉の意味の比重が重いんですね。どういう動機でそういう行動をしたのか、発言をしたのか、台本解釈の比重が大きい役だと思っています」と分析。
さらに、スーパー歌舞伎第一作の主人公・ヤマトタケルに似ていると感じているそうで、「二年前にヤマトタケルを勤めさせていただいた経験を活かしてアシタカに挑めるのはありがたい」と語った。
また、共生の道を探して奔走するアシタカの姿が人々の心に刻まれ、未来に大きな影響を与えた可能性にも言及。こうした要素がアシタカという人物を構成する大きな柱になっているとの解釈を示した。
山犬に育てられた少女・サン役の中村壱太郎は、多くの報道陣を前に「僕の人生で一番大きな歌舞伎の記者会見になっています。
会見ではファーのようなフサフサの装飾を身に着けた姿で登場し、「どれだけサンを好きかという気持ちを表したくて、スーパー歌舞伎でのサンのビジュアルの色を使ってコーディネートし、獣をまとわせていただいています」と語り、会場の笑いを誘った。
中村壱太郎は「壮大な世界がこの舞台に広がると信じています」と語り、『もののけ姫』を”時代冒険活劇”に例えながら、「初日から千秋楽まで舞台で冒険をしていく。とてつもない緊張とサンを演じる使命感をまといながら、常にアンテナを張ってこの役を務めたいと思っています」と力強くコメント。
サンについては「少女と獣を掛け合わせた歌舞伎の女形になるんじゃないかな」と説明しつつ、「歌舞伎の新時代の幕開けとなる舞台になると感じているので、『これを見なければ損だ』と思わせるような作品にしたいと思っています」と語った。
猪神一族の長老・乙事主を演じる市川中車は、会見の熱気について「40年前に父の二代目市川猿翁が『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』に打って出て成功した当時の熱と、今この空間で感じている熱は似ているかもしれません」とコメント。
続けて、「この場面で父だったらどうするか、父ならどう考えるか、父だったらどう動くか。これを想い、この気持ちを全員で感じ、皆さんの力を借りながら前に進んでいく。今この会見に父がいると思います。我々は父の意志を継いで、この2026年7月、8月の公演を伝説にしなければならない。そういう気持ちがしております」と熱い胸の内を明かした。
新たにスーパー歌舞伎として歴史を刻むことになった『もののけ姫』。
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)








