高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評 「ダンガンロンパ」「あんさんぶるスターズ」「忍たま乱太郎」

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高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評
第172回

■『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~ 2016』

初演の再演ではあるが、演出が変わり、ほぼ新作に等しい。幕開きは客席から苗木 誠が登場する。楽しい学園生活を夢見て門をくぐると……。ストーリーは初演やアニメと同じなので、物語の展開や誰が殺されるのか、おしおきされるのは誰なのかはわかっているのに、何故かドキドキ、今回はガラリと趣きを変えて極めて”マンパワー”な演出に徹している。”モノクマダンサーズ”、初演ではニコニコしながらおしおきをしたり殺したりしていたのに対して、今回は顔を白黒に塗り、無表情、無機質感がひたひたと恐怖心を助長する。直線的な印象のコリオが多く、冷酷無情な空気を醸し出し、閉ざされた空間でのコロシアイ学園生活の底知れぬ恐ろしさを感じさせる。学級裁判のシーンは俳優が裁判台の上を歩いて移動、時として柵を乗り越えたり、柵の上に立つ。あえてそうすることによって裁判での発言が生き生きと視覚的に見えてくる。台詞が際立つばかりではなく、その中での”立ち位置”もビジュアル的なアプローチを施してわかりやすい。さらにこの作品の大きな見どころ、”おしおき”、これが”完全なる人力”表現、”おしおき”は死、しかし、どのキャラクターも”おしおき”で死が訪れる間際に一瞬の煌めきがある。

次々と明るみになる真実、その中でキャラクターは変化を遂げる。誰かのために命を投げ打つ、死を選ぶ、この究極の選択、命とは、人はいかに生きるべきか、描かれているテーマは重く、普遍的だ。脚本もアウトラインは初演と同じではあるが、ところどころ台詞に厚みを持たせ、この重いテーマを観客にはっきりと提示している、良質の舞台作品に仕上がっている。

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