「デスノート Light up the NEW world」佐藤信介監督インタビュー 死神と人間が紡ぎ出す機微を映画的に描く

――それぞれの価値観で正義がある、ということでしょうか。

佐藤
そうですね。前作は2軸体勢で善と悪がぶつかるということだった。けれど今回は三つ巴になっていて、善悪がぐるぐる回る、すごく今っぽい感じがしています。今日的な『デスノート』を作りたいという気持ちはすごくあったので、それは果たせたかなと思っています。

――善悪の対立ではなく、ぐるぐる回るという部分は“今の空気感”として佐藤監督も感じられている。

佐藤
そうですね。脚本を作っていると「あ、そうだ」と思いつくことの連続で、結果的に「今、この時点」で思っていることが微妙に反映されているのはおもしろいところだなと思います。脚本はもちろん、いろんなことを思って、つぶさに作っていったものですが、できあがって読み返していく時に、自分たちの足跡を見つけることもあれば、新しく発見することもあったりする。それが作品作りのおもしろいところだと思うんです。僕らが違う時代に生きて、作っていたらストーリーも違っていたと思うんです。そういう何かを拾い上げる部分、というのはオリジナル要素が強い作品には反映されがちかもしれませんね。

(次ページ:監督の中でCGの位置づけとは)

――佐藤監督の作品ではCGが多く登場します。特に本作は死神自体がCGと顕著ですが、そもそも監督のなかでCGというものはどういう位置づけなのでしょうか。

佐藤
CGを使う率は段々高くなってきてますね。ただ、CGありきで考えているわけではなくて、それはひとつの手段でしかない。やっぱりモノの美しさ、光なり絵面の美しさを表したいという思いが大元にあるわけです。本当にそこに死神がいてくれるのであれば、いてもらって撮りたいくらいで、実際に作って撮ることもあります。その作れない部分はCGでやろうと。だからCGに対する良さはもちろん感じていますが「CGじゃない方がいいんじゃないか」ということはいつも考えているんです。今回の死神もどうやって映像化するか話し合うなかで、CGじゃないところから始まって、半分作るとか、皮膚は実際のものを作って、など検討していきました。で、「やっぱりCGでやるべきだ」となった。CGは年々技術が革新していくし、その速度がすごく速い、だから見ていて楽しいし、やりたいなと思う事の手助けになっています。
アニメ!アニメ!の記事をもっと見る 2016年11月2日のマンガ・アニメ記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

「デスノート + 映画」のおすすめ記事

「デスノート + 映画」のおすすめ記事をもっと見る

「デスノート + 漫画」のおすすめ記事

「デスノート + 漫画」のおすすめ記事をもっと見る

次に読みたい関連記事「SHIROBAKO」のニュース

次に読みたい関連記事「SHIROBAKO」のニュースをもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

マンガ・アニメニュースアクセスランキング

マンガ・アニメランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

注目の最新アニメ情報、マンガ情報、人気声優情報などアニメファン必見のニュースをお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。