
2006年度より開催されている「声優アワード」は、その年度に最も活躍し人気・実力をともに兼ね備えた声優と長年にわたって活躍するベテラン声優が一堂に顔を揃える、声優界最大のイベントだ。
昨年度は松岡禎丞が主演男優賞、水瀬いのりが主演女優賞にそれぞれ輝いたほか、5年連続で最多得票賞を獲得した神谷浩史が殿堂入りを果たしたことも話題となった。
このたび先行して発表された受賞者のうち、長年に渡り外画も含め多くのジャンルに貢献した声優を顕彰する功労賞には、小林清志のほか清水マリ、堀絢子らが選ばれた。
『ルパン三世』シリーズの次元大介役や『妖怪人間ベム』(1968年)のベム役で名高い小林、『鉄腕アトム』のアトム/天馬飛雄役や『宝島』のジム・ホーキンズ役で知られる清水、『忍者ハットリくん』のハットリカンゾウ役や『新オバケののQ太郎』のQ太郎役で著名な堀と、名だたる3名がその功績を讃えられることになった。
また声優という職業を各メディアを通じて多く広めた男性声優に送られる富山敬賞には、『ドラゴンボール』シリーズのフリーザ役で有名な中尾隆聖が選ばれ、同様の功績を残した女性声優を対象とする高橋和枝賞には、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役で名を馳せた