『コードギアス 反逆のルルーシュ』の放送が始まった2006年10月より前、オーディションの話からトークはスタート。
当時、周囲から逆じゃないかと指摘されていたというルルーシュとスザクのキャスティングについては、福山が「僕も櫻井(孝宏)さんも両方の役を受けたんですけど、僕はルルーシュ一択のつもりでした」と明かしたうえで、ルルーシュについて「彼は生まれ出た瞬間にポキっと折れて45度に真っ直ぐ伸びちゃった(笑)」と捻くれた純粋さを表現。
また、声の低いルルーシュを求められた福山だが、オーディション段階ではその要望はなかったそうで、「オーディションはあくまで芝居の方向性を見るもので、キャラクターや声をそこで固めることはしません!なので、声を低くしてください!」と谷口悟朗監督に一刀両断されたエピソードを声色まで含めて再現。これには場内が爆笑に包まれた。
福山はさらに、谷口監督とふたりの音響監督(井澤基、浦上靖夫)の3人体制で演出をつけていた現場を、「3人連続言葉を変えて同じことを言われるフルボッコで。浦上さんからは『悪魔になりなさい』と目を見ながら言われ、3人のギアスにかかり続けました(笑)」と回想。