
「特撮のDNA」展では、『ゴジラ』シリーズの60年以上の歴史をさまざまな展示物で紐解くほか、『平成モスラ』シリーズ、『流星人間ゾーン』、『電脳警察サイバーコップ』といった特撮作品の貴重な資料を紹介する。
さらに映画『シン・ゴジラ』のゴジラ雛型や撮影用造形物といったファン垂涎のものから、撮影用オリジナルのゴジラ頭部、キングギドラ首ギニョール、3代目メカゴジラのMFS-3 3式機龍まで、今回が初出しとなる品々も多数展示される。
中野監督は内覧を終えて、「懐かしいっていうか、思い出せない物もけっこうあるね。『こんな物を使ってたっけな』って(笑)」と感慨深げに語り、「かつては、こういった物は撮影が終わったら粗大ごみなんですよ。それをよくもこれだけとっておいたなと感心しました」とも告白。
さらに、自身が手掛けた『メカゴジラの逆襲』のメカゴジラ2スーツについて、「これはメカゴジラの一作目のやつがまだ使えたので、腕のところに『MG2』と入れて使ったんです」との撮影秘話も披露した。