“アニメ聖地巡礼”を題材とするセミナー「アニメツーリズムの牽引者たち」が、東京・一番町インキュベーションセンターにて6月11日に開催される。
会場には、長野県小諸市で「小諸市菱野温泉」を営む花岡隆太氏、埼玉県秩父市の観光課職員である中島学氏が登壇。
それぞれの地域でアニメツーリズムを推し進めている両名が、コンテンツに対する地域のあり方を伝える。

花岡氏は2019年5月12日、小諸市内でアニメと自転車のイベント「グランフォンドKOMORO」を開催。「アニメ、コミックス、キャラクター好きのためのガチ!?サイクルイベント」をキャッチコピーに掲げ、『あの夏で待ってる』『ゆるキャン△』『初音ミク』『ろんぐらいだぁすとーりーず!』など複数コンテンツと、浅間山麓を1周する“ガチ”のサイクリングプロジェクトによる異色のコラボを実現した。

一方の中島氏は、秩父市観光課のアニメ担当者として今年で9年目を迎える。秩父市といえば、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)や『心が叫びたがってるんだ。』(ここさけ)によって、アニメファンが多く訪れるようになった地域だ。
2019年10月11日には、両作と同じく秩父を舞台とする新作アニメ映画『空の青さを知る人よ』が公開されることもあり、ますますの盛り上がりが期待されている。

小諸市と秩父市の共通点は、1地域1作品に固執していないところにある。小諸市は、市内を舞台にした『あの夏で待ってる』を起点としつつも、自由な発想で各社コンテンツとの協力関係を構築。秩父市は『あの花』と『ここさけ』を中心に、地域のゆるキャラ「ポテくまくん」と『あの花』のキャラクターを組み合わせたりスタンプラリーを実施するなど、積極的な活動を行っている。

このたび開催される「アニメツーリズムの牽引者たち」では、このように地域にとっての新しいコンテンツとの付き合い方をはじめている小諸市と秩父市にスポット。
花岡氏と中島氏が考える、コンテンツに対する地域のあり方を聞くイベントとなる。
また冒頭の10分ほどを割いて、聖地巡礼プロデューサー・柿崎俊道氏も「聖地巡礼 最新トレンド」について話す予定。“アニメ聖地巡礼”の知見を広げるまたとないチャンスとなりそうだ。

参加費は「通常コース」が4,000円、「本日のセミナーコース」が7,000円、「聖地会議フルコース」が12,000円。申し込みは「Peatix」イベントページまで。

「アニメツーリズムの牽引者たち」
日時:2019年6月11日(火)19:00~21:30
   18:30 開場
   19:00~20:30 講演
   20:30~21:30 懇親会
場所:一番町インキュベーションセンター
参加費:
通常コース:4,000円(懇親会費用込み、中島学さんとの対談を収録した聖地会議16を1冊プレゼント)
本日のセミナーコース:7,000円(通常コースに加え、花岡隆太さんとの対談を収録した聖地会議総集編2を1冊プレゼント)
聖地会議フルコース:12,000円(本日のセミナーコースに加え、聖地会議総集編1と聖地会議総集編3を各1冊プレゼント)
参加対象者:コンテンツビジネスに携わっている方を対象としています。
      席に限りがありますので、お早めにお申込みください。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
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