「さいとう・たかを賞」は、『ゴルゴ13』の連載開始50周年を記念して「さいとう・たかを劇画文化財団」が2017年に創設した、シナリオ(脚本)と作画の分業により制作された優れたマンガ作品を顕彰する賞だ。
さいとう・たかをが長年、大人の読者に向けた本格ストーリーコミック作品を制作するうえで採用してきた、分業によるコミック制作システムに再び光を当てることを目的としている。
「第3回さいとう・たかを賞」では一次選考を経て、「マンガトリガー」連載の『アイとアイザワ』、「ビッグコミックオリジナル」連載の『前科者』、「週刊ヤングマガジン」連載の『マイホームヒーロー』、「週刊少年ジャンプ」連載の『約束のネバーランド』、「別冊少年チャンピオン」で連載された『レイリ』が最終候補作となった。
結果は最終選考会を経て、12月10日に「さいとう・たかを賞」ウェブサイトおよび「ビッ グコミック」誌面にて発表される。なお最終選考委員は第2回に引き続き、さいとう・たかを、やまさき十三、池上遼一、佐藤優、長崎尚志の計5名が務める。
「第3回さいとう・たかを賞」最終候補作品(作品名50音順、敬称略)
・『アイとアイザワ』