特撮ドラマ『世界忍者戦ジライヤ』で主人公を演じた俳優の筒井巧が、忍者の流派・戸隠流忍法の宗家を継承したことをブログで明かした。忍者をモチーフとした作品の主演俳優が実際に忍法の宗家を受け継ぐという驚きの発表となった。


『世界忍者戦ジライヤ』は1988年から1989年にかけて放送された特撮TVドラマ。『宇宙刑事ギャバン』から始まるメタルヒーローシリーズの第7弾である。
主人公・磁雷矢こと山地闘破は戸隠流の忍者という設定で、世紀の秘宝“パコ”を守るために妖魔一族や世界忍者とバトルを繰り広げた。
本編では本物の戸隠流第三十四代宗家である初見良昭が、磁雷矢の養父として登場。忍術アクションの指導も務めている。

筒井巧は12月5日に更新したオフィシャルブログにて、戸隠流忍法三十五代宗家を襲名したことを発表。
「この度、戸隠流忍法三十五代宗家を仰せつかりました。私にはまだまだ力不足ではございますが、皆様ご協力、ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します」と日本語と英語、スペイン語、フランス語と表明した。

戸隠流忍者を演じた筒井が本当に忍法を継承したことに、コメント欄では祝福の投稿が寄せられている。

SNSでもこのニュースに触れているファンが多く、「リアルで忍者になるなんて……」とフィクションが現実になったことに驚きを隠せないという声が目立つ。
中には「串田アキラさんのOPテーマがカッコ良かった」と本放送時に観ていた世代や、「『ニンニンジャー』にゲスト出演したときはビックリした!」と2015年放送の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に触れた若い世代のコメントも見られた。

忍者をモチーフとしたヒーローを演じた俳優が、30年の時を経て忍者の宗家になったというニュースはファンにとってもインパクトが大きかったようだ。