「ID:INVADED」様々な位相の“矛盾”が生み出す、ミステリーアニメとしての秀逸さ【藤津亮太のアニメの門V 第57回】

       
『ID:INVADED』(以下『イド』)を貫いているのは“矛盾”という関係性だ。
本来ならひとつにはならない2つの相反する存在が、互いの尻尾をくわえ、2匹の蛇のようにぐるぐると輪になっている。

『イド』には警察組織の一部として、連続殺人犯を特定するための組織「蔵」が登場する。
「蔵」は、殺人現場に残された犯人の「思念粒子」を特殊な装置で採取し、犯人の無意識世界「イド」を構築する。

主人公の鳴瓢秋人は、イドにダイブするための装置「ミズハノメ」に乗り込み、殺人犯のイドへと入り込む。イドの中で鳴瓢は名探偵・酒井戸となり、イドの中で謎を解き明かすことで、現実の犯人逮捕に道筋をつけていく。

このイドの中で「名探偵」になれるのは適性のある殺人犯のみ。
この「殺人犯のみが探偵になれる」という設定がそもそも矛盾を孕んでいる。鳴瓢の場合は、元警察官だが、愛娘を殺した連続殺人犯“対マン”を射殺したため収監され、ミズハノメのパイロットになることになったという設定だ。

また鳴瓢が名探偵・酒井戸として挑む殺人犯たちのイドもまた“矛盾”している。
第1話に登場する連続殺人犯“穴あき”のイドは、そこにある街も家も人も、みなバラバラになっている「バラバラの世界」。
だが、この世界は実はバラバラに見えて“つながって”いた。酒井戸はそこに気づき、イドの中の殺人事件の犯人を突き止める。

それ以降登場する事件も、そこにいろいろな矛盾を発見することができる。

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2020年4月3日のマンガ・アニメ記事

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