『スター・ウォーズ』は、生みの親であるジョージ・ルーカス監督が、日本の神話や黒澤明監督の映画から多くのインスピレーションを得たと公言しており、その影響は現在まで続く全ての作品へ注がれ、テーマやストーリー、キャラクターに至るまでのすべてに日本文化との繋がりが脈々と受け継がれている。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は、『スター・ウォーズ』が“創造のルーツ”といわれる日本に還ってくるプロジェクトとして、神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、スタジオTRIGGER、プロダクションI.Gという、日本のアニメーションスタジオ7社が独自の“ビジョン”で9つの新しい物語を描くものだ。
今回、あらすじと場面写真が公開されたのは、神風動画の『The Duel』とジェノスタジオの『のらうさロップと緋桜お蝶』。
『The Duel』の主人公は、ドロイドと旅を続ける“ローニン”。2人が立ち寄った村では長い間、野盗集団による過酷な暴力の犠牲となっていたが、少しずつ集めた金で用心棒たちを雇って戦いを挑む。当初は優勢にみえた用心棒たちだったが、野盗の女ボスが現れたことで形勢は逆転……番傘型の赤いセーバーを携えた彼女はシスだったのだ。その一部始終を見ていた“ローニン”は、真っ直ぐシスの元へと向かっていく。