堀江のライブツアーとしては、2019年に開催された「堀江由衣 LIVE TOUR 2019文学少女倶楽部」以来、約3年ぶり。“文化祭”をイメージしたステージ上では開場中、堀江のライブでお馴染みのキャラクター・クマスター扮する熊田先生が楽曲の振り付けや今回グッズで販売していた音声付ペンライトの使い方をレクチャーする”授業”を繰り広げ、さっそく集まった劇団ほりえの劇団員(=堀江ライブでの観客の総称)たちを盛り上げていく。
そして定刻になり会場が暗転すると、スクリーンには前回のライブツアー「堀江由衣 LIVE TOUR 2019 文学少女倶楽部」の幕間映像がダイジェストで紹介された。そののち、「II」と題したタイトル通りその続きが描かれ、“文学少女倶楽部”のメンバーたちが文化祭でバンドを組むことになるという話が流れる。ストーリー性をもたせるのが特徴の一つでもある堀江のライブだが、今回は“新たな文学少女の物語”が展開されていった。
オープニングナンバーは、3月にリリースされた最新アルバム「文学少女の歌集II-月とカエルと文学少女-」表題曲の「月とカエル」だ。バンド&ダンサーとともにステージ上に堀江が現れると、会場のテンションは一気に上昇。清楚な制服風のロングワンピースに身を包み、爽やかにスタートを切った。「文学少女倶楽部のライブへようこそ!」と堀江が挨拶すると、声の代わりに音声付ペンライトや拍手で劇団員もそれに応える。続いて「光の海へ」を披露すると一度ステージから退場し、スクリーンでは”文学少女倶楽部”の物語も進んでいく。