『耳をすませば』の原作は、1989年に柊あおいが少女コミック誌「りぼん」で発表した青春恋愛マンガだ。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にスタジオジブリが制作したアニメ映画は大ヒットを記録した。
今回の実写映画は、マンガとアニメ映画で描かれた中学生時代の物語に、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わったものとなる。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、中学生時代の二人には安原琉那と中川翼が抜擢された。監督はヒットメーカーの平川雄一朗が務める。
このたび公開された第2弾ティザービジュアルは、中学生時代の雫と聖司が自転車に乗って土手の上を走っているシーンと、その10年後に二人が再び同じ場所に立ち、向かい合っているものだ。10年の月日が経ち移り変わった街の風景のように、二人の関係にもどのような変化が起こったのか、思いを巡らせたくなる仕上がりとなっている。
あわせて、劇中の場面写真も初お披露目となった。W主演の清野菜名、松坂桃李が演じた大人になった雫と聖司の姿だけでなく、中学生時代の二人を演じた安原琉那、中川翼の姿も、名シーンの数々を彷彿とさせる場面写真から確認できる。