TVアニメ『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』の第9話「狂犬ども死すべし」が5月22日より放送。

バイクの野盗軍団を統べるジャッカルは、強い相手と正面から戦わずに即撤退するなかなかに厄介な相手。
どこまでも外道で、ケンシロウが村から去ったことを確認してから襲撃するような狡猾なタイプです。そのジャッカルが次に目をつけたのが、バットがかつて住んでいたという村。井戸が枯れたことで現在は子供と子供たちをたったひとりで養う「トヨおばさん」がいるだけの小さなグループです。

ケンシロウがやって来たことで、大人たちが諦めた強固な岩盤が砕かれて井戸が復活したのはいいものの、そこはまさにジャッカルにとっては格好の獲物でした。

そこで本稿では、第9話「狂犬ども死すべし」と、それをリアルタイムで見守った視聴者の声をレポート。Xにポストされた感想からその反応をお届けします。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
◆ケンシロウ遊んでない!?の衝撃シーン
「自分がいたら無用な争いを生んでしまう」。そう思ったケンシロウが深夜、リンやバットとともにこっそりと村を出て行ったのですが、それはジャッカルにとってまたとないチャンスでした。彼はバイクの野盗軍団を引き連れてトヨたちのグループを制圧すると、トヨの目の前で子供たちを絞首刑にして遊ぼうとします。

開幕即、バイク軍団が登場したことで、視聴者は「ヒャッハー!」「ヒャッハー!!」「開幕早々ヒャッハー!」と、「公式ヒャッハー」の供給に歓喜します。
続いてトヨが撃ったライフルが不発に終わったことで「1発で頭を撃てなかったのが最大のミスだったな……」と絶望し、村が占拠されると「うーん世紀末」「なんというクソ外道アイディア」とケンの登場を待ちわびました。

そこへ駆けつけたのが、銃声で異変を察知したケンシロウです。彼は子供を解放すると、トヨが刺されたことに怒り、処刑を執行しようとしていた手下を捕らえました。そして命乞いをする手下に向ってひと言。

「悪党のなき声は聞こえんな」

ジャッカルはケンの強さを知っているため躊躇なく撤退を決めましたが、手下は「あんなやつひとりに怖気づく必要はない」とばかりに威嚇しながら勝負を挑みます。元プロボクサーということもあって自信マンマン。しかしケンシロウは涼しい顔で「こいつから殺していいのか?」とジャッカルに尋ね、その言葉通り、一撃のもとに手下を撃破しました。

手下が発した「あべし!」の断末魔は、「ひでぶ」「たわば」と並ぶ本作の有名な叫び声です。

ここまでの流れで視聴者は「悪党のなき声は聞こえんな」「こいつから殺していいのか?」「あべし」に次々と反応。ケンシロウの印象的なセリフまわしもあって盛り上がります。ただしそれはここまでの話。この後、ジャッカルは潔く退散するのですが、ケンシロウたちが追って来られないよう子供たちにダイナマイトをつけて解放し、その爆風でトヨが絶命するという衝撃的なシーンへとつながりました。


トヨが虫の息で語ったのはバットが村を出て行った本当の理由。実はトヨに反発したり、身勝手に出て行ったりしたのではなく、成長するにつれて食事の量が増えたため、自分がいたら他の子たちの食料がなくなってしまうと考えて、口減らしのために自ら村を去ったのでした。

途切れ途切れのか細い声でそれを明かしたトヨに、バットは見抜かれていたとばかりにハッとします。そして「バット、身体に気を付けてね……」と、振り絞るように告げたトヨに、ついに「かあさん……」と今まで言えなかった言葉を口にしたのでした。

「おかあさぁぁぁん!」天に向かって叫ぶバットがなんとも痛々しい場面です。

「おばちゃん聖母すぎる……」「優しい人から死んでいくのが世紀末なんだよね……」。見守る視聴者も神妙な面持ちです。中には「今回、ちゃんとこのシーンが見れただけでも新アニメをやってくれてよかった」と、本作に感謝する声もありました。

さて場面は変わっていつものバー。ケンシロウは店主に1ヵ月ほど子供たちを預かって欲しいと頼んでいました。ジャッカルを倒しに出なければならず、その間、安全な場所で信頼できる相手に託そうという考えです。

しかしこの世紀末で「はいわかりました」と納得する一般人などいるはずがありません。
自分が生きていくだけで精いっぱいなのに、食べ盛りの子供たちを預かるメリットなど何ひとつないからです。そこでケンシロウは店主の秘孔を突いて、なかば脅すように要求を飲ませました。

店主のオーバーリアクションもあり、真顔で「俺しか(治し方を)知らない」「(ケンが帰ってこなかったら)死ぬな……」とやり取りをする一連の流れはもはやギャグシーンです。視聴者も「数少ないギャグシーン&ケンシロウのユーモア」「さすがに可哀想な店主(笑)」「まぁまぁの脅迫で草」「ケン地味に意地悪なんだよな(笑)」と楽しんでいました。

今回のエピソードは、これまでも泣ける場面、笑える場面、名言がいくつも飛び出してきましたが、まだまだ終わりません。続くシーンでは、ケンシロウがジャッカルの右腕・フォックスの近くにいることが発覚。ジャッカルはフォックスを囮にすることで逃げるための時間稼ぎをさせようとします。

これに対して手下が「フォックスはあんたの右腕じゃ!?」と問うと、ジャッカルは涼しい顔で「右腕? オレの右腕はここにある」と自分の腕を指し示して、冷酷にも“右腕”を切り捨てました。なんたる外道。視聴者も「ジャッカルの名台詞キターーーッ」「シーン過ぎる(笑)」「ジャッカル編、地味に名言(?)が多い」と反応します。

さらにケンシロウとフォックスの対決シーンでは、超人的な跳躍力で圧倒しようとするフォックスに対し、ケンシロウは地面に寝そべる形で背後を取って、空中に浮かび上がったフォックスをリフティングしました。その状況に視聴者も「なんで同じ格好してんだよ(笑)」「ケンシロウ遊んでるだろ!」とツッコミの声が続々と。


演出スタッフでさえ「後半のフォックスリフティングはかなり難題だとスタッフ内でも頭を抱えていましたが、NIAアニメーションさんが完全再現してくださって感謝です!」とポストするほど印象的なシーンとなりました。

次回は「ジャッカル編」の第3話。5月29日の深夜25時という時間帯での放送です。

◆◆◆『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』放送情報◆◆◆

【放送情報】

2026 年 4 月 10 日(金)より放送中

TOKYO MX/BS11 毎週金曜 25:00~

Prime Video 毎週金曜 25:00~世界独占配信

※初回 4 月 10 日(金)および 4 月 17 日(金)は 2 話連続特別編成。

【STAFF】

原作:武論尊、漫画:原哲夫、監督:前田洋志、シリーズ構成:犬飼和彦、キャラクターデザイン:久恒直樹、副監督:小笠原一馬、アニメーションディレクター:こうじ、美術監督:青井孝/清水稚子、色彩設計:田中美穂、CG 監督:池田晋治、CG スーパーバイザー:小石川淳、撮影監督:高橋佑樹(高は「はしごだか」)、編集:金山慶成、音響監督:小沼則義、音楽:林ゆうき、オープニングテーマ:[Alexandros]「Hallelujah」、制作協力:NIA アニメーション/きしだ Studio BACU、アニメーション制作:トムス・エンタテインメント / 第 7 スタジオ

【CAST】

ケンシロウ:武内駿輔、バット:山下大輝、リン:M・A・O、シン:遊佐浩二、ユリア:早見沙織、レイ:中村悠一、マミヤ:青木瑠璃子、ジャギ:高木 渉、トキ:最上嗣生、ラオウ:楠 大典、ナレーション:山寺宏一

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス, 「北斗の拳」製作委員会
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