【HKT48インタビュー後編】最新シングルは「自分の心境と重なるフレーズにじーんとしました」 (2021年5月4日)

【HKT48インタビュー後編】最新シングルは「自分の心境と重なるフレーズにじーんとしました」

2021年05月04日(火)08:00

【HKT48インタビュー後編】最新シングルは「自分の心境と重なるフレーズにじーんとしました」

　HKT48にとって約1年ぶりとなる14thシングル「君とどこかへ行きたい」が5月12日にリリースされる。本作は5月29日に卒業公演を控える森保まどかにとって、卒業シングルにもなっているのが特徴だ。

　本作ではHKT48としては初めて、12名ずつの2チームによる“W選抜制”を採用。同じ表題曲を1期生/2期生/3期生/ドラフト2期生による「つばめ選抜」と、 4期生/ドラフト3期生/5期生で構成された「みずほ選抜」の2チームで歌唱しているのが大きな特徴となっている。今回は「つばめ選抜」から森保まどか、坂口理子、田中美久、栗原紗英、松岡はなの5人にインタビュー。後編では各メンバーに、シングルへの想いについて話を聞いた。

九州新幹線にちなんで「出発進行！」の敬礼。坂口理子、松岡はな、田中美久、森保まどか、栗原紗英（左から）

――栗原さんは2014年の「控えめI love you!」から7年ぶりの選抜入りとなりました。

栗原　自分では本当に久しぶりだと思っていたんですけど、周りからは良い意味でそんな感じがしないと言ってもらえてます。

ようやく嬉しいご報告をファンのみなさんと共有できて良かったなと思います。

――栗原さんは研究生から正規メンバーに上がるまでの期間も長かった。

栗原　2年4カ月かかりました。でも研究生の時にしか出来ないことがたくさんあったり、アンダーで出演させていただく時に学ぶこともすごく多かったので、研究生もすごく良い時間だったなって思っていました。今回の「つばめ選抜」では気持ちを新たにというか、本当に待ちわびていた選抜入りなので、ずっと待ってくださっていたファンのみなさんに早くお届けしたいという気持ちでいっぱいです！

栗原紗英（3期生）はHKT48きってのオシャレ番長だ。

――森保さんは本作が卒業シングルとなりますが、卒業を控えた実感は？

森保　MV撮影だったりジャケット撮影、こういった取材など一つ一つのお仕事を積み重ねていくなかで、じわじわと実感が湧いてきたという感じです。何をやるにも全部に“最後の”という言葉が付くので、なんだか不思議な感じもします。

――「新しい世界へ発車ベルが鳴る」という歌詞が印象的です。

森保　今の自分の心境とも重なるフレーズがあって、聴いていてすごくじーんとしました。5月29日の卒業公演まで残る時間は短くなりましたが、この新曲を歌っているところをみなさんに見てもらえるのはとても楽しみで、ワクワクしています。

本作が卒業シングルとなる森保まどか（1期生）。卒業後の進路は未定だという。

――田中さんは意外にも今回が初の単独センターとなります。

田中　本当にびっくりしました！　ファンの方はずっと≪美久ちゃんのセンターを見たい≫って言ってくださっていたから、みなさんが喜んでくれているのがすごく嬉しかったです。

――この2月には「熊本市親善大使」にも任命されました。

田中　とても嬉しいです！　48グループ全体でも熊本県出身者は少ないので、熊本の顔になれるように頑張りたいです。今回は熊本でMVも撮りましたし、メンバーから熊本の美味しいものや良い場所を尋ねられた時にすぐパッと答えられたので、みなさんにもっと発信して熊本を楽しんでもらいたいですね。

森保　私も「長崎市観光大使」を長く務めさせていただいて、メンバーやファンの方から名物や名所を訊かれる機会がすごく増えました。B級グルメとか穴場スポットもよく訊かれるので、答える準備をしていったらいいと思います。

田中　先輩、ありがとうございます！

坂口　カッコいい！　まどちゃんが残してくれたもの！

単独センターの田中美久（3期生）は今作がおそらく十代で最後のシングルとなる。

――次に松岡さん、ドラフト2期生からの選抜入りということで「つばめ選抜」の中では最も後輩になります。

松岡　つばめ選抜の中ではフレッシュさを撒き散らしていけたらなと思います！

――ちなみに48グループとの接点は意外に古いとか。

松岡　中一ぐらいの時にバックダンサーで、AKB48さんの後ろで「恋するフォーチュンクッキー」を踊ったことがあるんです。歌番組のキッズダンサーみたいな感じだったんですけど、なにかの映像に残っているみたいです。

ドラフト2期生から唯一の選抜入りを果たした松岡はなはバイトAKBの経験もある。

――坂口さんは7thシングル「74億分の1の君へ」以来、5年ぶりの選抜復帰です。

坂口　これまで選抜復帰を目指してがんばってきましたし、前回の選抜入りではファンの方が握手会にたくさん来てくださって、周りから≪りこぴのファンすごいね≫と言ってもらえていたんです。だからファンのみなさんのためにも今度こそ絶対に選抜に入りたかったし、このタイミングでの選抜復帰は私自身が何かをしたというよりは、ファンのみなさんが押し上げてくれて、支えてくれた期間だったなと実感しています。

――選抜から離れている間にはソロ仕事が増えていました。

坂口　ありがたいことにお仕事はたくさん頂くんですが、シングルに関する取材があまりなくて、ファンの方からは≪シングルについて話しているりこちゃんをやっぱり見たい≫との声もいただいていました。だからこうやって取材を受けていると「HKT48の選抜として話しているんだ！」と実感がわいてきますし、MV撮影の時に自分の名前が書いてある衣装を見て「なんかよかった～。ちゃんと自分の名前があった！」と思いましたね。