歴代総理の胆力「大隈重信」(2)食客・五代友厚からの箴言

歴代総理の胆力「大隈重信」(2)食客・五代友厚からの箴言

 こうした短命内閣の背景は、大きく三つの要因が挙げられる。

 一つは、「隈板内閣」としての“二枚看板”への期待の声があったものの、両雄並び立たずで強力な推進力とはならなかった点だ。

 二つは、大隈は野党政治家としては、「在野の雄」との声があったように一級の人物だったが、宰相としては脇の甘さを露呈した点だった。大隈への当時のアダ名は「ザル碁」、色々と手数は打つが“水漏れ”が目立ったということだった。

 そして、三つ目が、その性格にあった。とにかく頑固で短気、先の「ザル碁」の一方で「瞬間湯沸かし器」のアダ名もあったのだ。このことについては、演説の特徴である「‥‥であるんである」調全開で、自ら次のように豪語しているだけにハンパではない。

 いわく、

「私は、命令を聞く男ではない。頑固であるんである。これは誠に善い性質ではない。けれども、どうも七十になっても、この性質を止めることはできないのである。死に至るまで頑固剛情で生き終わるつもりであるんである」

 若き日、大隈家の食客(しょっかく)となり、後年、関西財界のリーダーとなる五代友厚(ごだいともあつ)は、大隈が総理の座に就いたあと、あえて師たる大隈に次のような短所の“克服”を要望したのだった。五代友厚はNHK朝ドラ「あさが来た」でディーン・フジオカが好演、記憶に残る読者もいるだろう。五代はかつて世話になった大隈に平伏しつつも、次のような箴言を口にした。


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