
ロックバンド「HOUND DOG」のボーカルを務める大友康平が、その美声をスタジオで生披露した。7月2日に放送された「ウチのガヤがすみません!2時間SP」(日本テレビ系)にて、自身のものまねを得意とする芸人・りんごちゃんを驚かせるべく、サプライズで登場したもの。
スタジオではりんごちゃんが、得意ナンバーの「ff(フォルティシモ)」をいつもの大股開きで激唱。歌唱中には「カモン!」の合いの手を入れ、大友リスペクトを全開だ。ここで歌い終わるとふたたびイントロが流れ出し、りんごちゃんは困惑した表情に。それでも気を取り直して歌い出そうとすると、背後から現れた大友が本家本物の「ff(フォルティシモ)」を熱唱し、虚を突かれたりんごちゃんは思わず泣きだしてしまったのである。
「このシーンにリアルタイムで『HOUND DOG』を知る世代から《やっぱ本物はうまい!》と感心する声があがっていました。その一方で、番組のメイン視聴者である若年層からは《え、この人って役者じゃないの!?》と驚きの反応が飛び出していたのです。なにしろ『ff(フォルティシモ)』は85年のリリースで、10~20代の視聴者にとっては生まれる前の話。よくものまねされるのでこの曲を知っているだけであり、そもそもオリジナルが誰なのかも知らなかったのでしょう」
90年に主演映画「ゴールドラッシュ」で役者デビューした大友は、2000年代に入ってから俳優活動を本格化。近年はドラマ出演も多く、今年1月期のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)で演じたベテラン警察官役で若者たちにも広く知られるようになった。