歴代総理の胆力「宇野宗佑」(2)「文人政治家」としての高評価

歴代総理の胆力「宇野宗佑」(2)「文人政治家」としての高評価
       

 宇野は総理としては失態で幕を降ろしたが、一方で、「文人政治家」としては政界では聞こえていた。

 シベリア抑留当時の体験を書いた「ダモイ・トウキョウ」ほか、「中山道守山宿」といった十指に余る著作もある“作家”の一方、自作句集がある“俳人”でもあったのだった。

 また、ピアノ、ハーモニカは玄人はだしで、外相時代、外国賓客に自らハーモニカを吹いてサービス、これは好評であった。さらに、書もよくし、カラオケもなかなかうまかった。

 大正生まれ人間としてはマレな“マルチ人間”の多趣味はまだあり、麻雀、ダンス、剣道は正真正銘の五段、人形の収集はじつに2万5000体、自ら器用に郷土人形の制作もやるといった器用さだった。逆に言えば、この「器用さ」が命取りになったとも言えたのだった。

 振り返って、宇野は総理になる前「演説の達人」との声が高かった。なるほど、総理になった直後の所信表明演説は「世界に貢献する日本」を目指すとした格調の高さが評価され、その中身は随所に「文人政治家」らしく教養を感じさせるものがあった。

 この所信表明演説があったその日の夜のテレビ朝日「ニュースステーション」で司会の久米宏が演説を評価し、「この政権は大化けする可能性がある」と唸ったものでもあった。芸者とのスキャンダルは、その直後に一挙に広まったというものだった。

 俳句の号は、「犂子(れいし)」。その句集「宇野犂子集」には、神楽坂芸者との逢瀬をホーフツさせるかのような、次のような粋な“三名句”が散見できる。


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