「チン談マン談」特別対談「笑福亭鶴光×林家たい平」(4)今もグラドルにおなじみの質問
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《東京五輪1年延期と掛けまして、竹と梅と解く。そのココロは、あとはマツしかない》鶴光

鶴光 ワシ、びっくりしたのは、昨年11月の「博多・天神落語まつり」の打ち上げ会場で、たい平さんが障子を牢屋に見立て、「出してくれ」って言いながらアチコチ回っとったこと。皆、二席やって疲れてる中、かくし芸するのはすごい。

たい平 その場にあるものでなんとか楽しませたいなって。僕の仕事はあの打ち上げだと思っているんで。

鶴光 楽屋でウワーッて騒いで、その勢いで高座に上がるタイプやね。

たい平 そう思います。鶴光師匠の時代も僕の時代も、クラスでいちばんおもしろいヤツが噺家になったでしょ。でも、今の若い子って、意外と落語が好きということで入ってきて、「えっ、あの暗いヤツが!?」って思われる。

鶴光 大阪で今ちょっと危惧されているのは、タレントになりたいヤツが落語を腰掛けにすること。けっこう増えてきた。けど、売れる売れへんちゅうのは、落語をきっちりやって、それに魅力があってオモロければ、絶対マスコミはほっとけへんて。講釈の(六代目)神田伯山がいい例や。

たい平 今は新型コロナ騒動で休んでいるんですけど、横浜にぎわい座で隔月で年に6回、毎回必ずネタ下ろしやってます。多い時は2席。もうすぐ100回。1回しかやらないネタもあるし、5年後に引っ張り出すネタもあります。

鶴光 ウチの師匠は「とりあえずどんなネタでも覚えとけ。で、だんだんと切り捨てて、ま、10本残ったらエエやろ。昔捨てたネタでも、年とったらできることもある」て言うてました。ワシも「子別れ」やり出したのは最近やし。