DHC会長「武闘派フィクサー」のケンカ人生(3)下ネタを連発する一面も…

 吉田氏のバイタリティあふれる姿に引かれたこの男性は、プレゼント当選者への発送作業の手伝いを申し出た。

「土曜日で従業員が誰もいないDHCで吉田氏は1人で黙々と発送作業をしていました。プレゼントに外れた人にも無料サンプルを送っていたので、大量の作業だったのです。私も若かったので、起業を夢みていたこともあり、経営者に必要な素養を尋ねたら、吉田氏は真顔になって『自分がバイトをしてでも、社員に給料を払う覚悟を持て』と言われたことを覚えています。あの下ネタも20も年が離れた自分との壁をなくすためだったのかもしれません」(前出・元従業員)

 その後、吉田氏の豪胆な性格は、たびたびメディアにスキャンダラスに取り上げられた。99年には吉田氏の自宅での家政婦を募集。求人条件として、月給50万という高額に加えて、応募書類に体型まで明記させたことが批判されたこともある。さらに、00年に「週刊文春」が吉田氏の社内セクハラ疑惑を報じたのだ。

 本社勤務社員の大半が女性で、その中からお気に入りの女性社員数名を連れ出し、毎日のように豪華なランチをしている姿を激写。吉田氏の言動を問題視したのだった。

 これに対し、吉田氏は文春を名誉毀損で提訴。「賠償額がわずかだから出版社がしたい放題だ」と10億円の損害賠償を求めた。最終的に最高裁までもつれ込み、04年に吉田氏が勝訴。賠償額は550万円だった。ここでもケンカ上手なところを見せたのだ。

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