ピンク・レディー 「モンスター神話」の真実(6)再結成で全国が踊り熱狂した

 70年代のトップアイドルは平均睡眠3時間が相場だったが、ピンクに至っては1時間程度とされた。3カ月に1枚のシングルに振付けのレッスンも入り、毎日の歌番組にCM、雑誌の撮影、そして週末には地方コンサートが待ち受ける。

 天馬は同じ事務所の後輩という形で地方コンサートにも出演させてもらった。

「空港からすぐに会場に移動。車の窓はカーテンでふさぎ、会場から一歩も出ないから太陽を浴びていないんです。時間の感覚も土地の感覚もまったくなかったと思います」

 それほど過酷な日程でありながら、あんなに激しい振付けを完全にマスターしていることに何度も驚かされた。そして79年に2人はアメリカ進出を果たし、逆にそのことで人気が急降下‥‥。天馬は、同じ事務所の一員として気持ちは理解できた。

「世界に通用するスターを育てたいというのが相馬さんの夢でしたから」

 飯田は、やはりレコード会社とプロダクションとの行き違いはあると思った。

「どこかですれ違ってしまうのは致し方ないこと。人気が下火になって、ピンクの路線を変えたらという声もありましたけど、僕は最後までピンクは『おもちゃ箱を引っくり返したような』と阿久さんが言ったイメージを貫きたかった」

 ピンクが解散まで1年と迫った80年3月、鹿取洋子はT&Cの最後の新人としてデビューする。松田聖子田原俊彦と同じ「黄金の80年組」と呼ばれ、もはや歌謡界の主流がピンクでないことは明白だった。


あわせて読みたい

気になるキーワード

アサ芸プラスの記事をもっと見る 2014年8月7日の芸能総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

次に読みたい関連記事「CM」のニュース

次に読みたい関連記事「CM」のニュースをもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

芸能の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら