「天皇と朝日新聞」因縁確執51年の全内幕とは?(2)懐妊スクープを自画自賛

 91年に発表された高木侍医長の手記「昭和天皇最後の百十一日」。名指しこそ避けながら侍医長は、朝日の「ガン」報道について次のように述べている。

〈重体であるとか、危篤であるとかいうのは、あまりに軽率といいますか、事実と違っていました。(略)言ってよいこと悪いことの区別もつかないのか、その時期の判断もできないのかという憤りの気持ちでした〉

 特に朝日新聞が行った「下顎呼吸」の部分については、悪意さえ感じていたようである。

〈正しく報道するのならまだしも、この場合、はっきり申し上げて、まったく事実と異なります。まるで今すぐにでも亡くなられるような書き方をしており、誤報などというレベルではありません〉

 当時の朝日新聞に“罪の意識”などはなかったと語るのは、高森氏だ。昭和天皇の「ガン」報道後、朝日新聞本社に直接抗議に訪れたという。

「社会部長と担当デスクに面会したのですが、先方はノラリクラリと言い逃れに終始しました。『今後は、紙面を作る際に、このような声もあったことに配慮する』といった程度の、木で鼻をくくったような回答でした」(高森氏)

 皇太子殿下(現天皇陛下)が、昭和天皇の病名を告げられるのは、10月16日のことだった。実録ではこう記録されている。

公務を終えて参殿の皇太子と(昭和天皇が)御対面になる。その後皇太子は、侍従長徳川義寛・侍医長高木顕より、天皇の御病気が癌(がん)であること、また天皇御自身にはその旨を告知していないことの報告を受ける〉


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