競馬界の巨大王国「ノーザンファーム」の独走と野望(3)高い馬から売れている理由

競馬界の巨大王国「ノーザンファーム」の独走と野望(3)高い馬から売れている理由

 だが、問題がないわけではない。クラブ馬に詳しい競馬ライターが言う。

「こうクラブ馬ばかり走ると、高い金を払って社台から馬を買った個人馬主が『セレクトで買った高額馬よりもクラブ馬のほうが走るのは納得いかない』と憤慨するケースも見られる。また分家のキャロットファームからハープスターやエピファネイアといったGI馬が出てくることにいい顔をしない社台レースホースやサンデーレーシングの会員もいます。『400口で募集するほうにGIで活躍する馬が多いのはどうもねぇ』と」

 社台が他の共同馬主クラブを傘下に収めるのには理由がある。毎年、1100頭ほどの生産馬を売らなければならないからだ。これはサラブレッド年間生産数の約17%を占め、その多くはJRAに登録されてデビューする。デフレ不況で個人馬主が年々減っている中、それらを売り切るためには延べ会員数7万人と言われる一口馬主に頼らなければならないのだ。

「牝馬は引退後、牧場に戻ってきますが、これが大きいのです。その子供が産まれたら、またクラブに出して売るという流れができますから。そのメリットがあるから、勝己さんはシーザリオ(キャロットファームにいたオークス馬)の仔のエピファネイアを迷うことなくキャロットファームに出したんですよ。会員は喜びますし、馬も走っている。今、ノーザンファームに対する会員の信頼は絶大なものがあり、少々高くても買ってくれる。いや、実際のところ、高い馬から売れている」(競馬ライター)


あわせて読みたい

アサ芸プラスの記事をもっと見る 2015年5月4日のスポーツ総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

スポーツ総合ニュースアクセスランキング

スポーツ総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

スポーツの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

試合結果、選手の裏話、ゴシップ、注目のスポーツイベント情報などスポーツ好き情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。