自ら命を絶った有名人100人の心層「悲劇はなぜ止められないのか?」
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 新幹線の車内でガソリンをかぶった老人は火を放ち、いじめを苦にした中学生は電車に飛び込んだ‥‥。みずから命を絶つ、痛ましいニュースが連日のように報じられている。日本では、毎年3万人近く自ら命を絶つ人々が生まれているという。有名人に目を向けても、まさにその縮図──。数十年にわたり繰り返されてきた悲劇は、あの時、なぜ止められなかったのだろうか。

 有名人の悲痛な報道を聞かなかった年はない。

 最近大きくメディアを騒がせたといえば、13年の藤圭子だろう。

 晩年の藤は、娘・宇多田ヒカルが成功を収めて金銭的な不安はない一方で、精神的な不安定さを抱え、夫ともくっついては離れで、6度の結婚と離婚を繰り返し、最後は別れていた。

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が語る。

「それでも元夫は藤さんが心配で、彼女の面倒を見るようにマネージャー役の男性を一緒に住まわせていたというんです。彼女も食事や買い物など、身の回りの世話をしてくれる男性を信頼していた。ところが、その男性は夜の仕事を持っていて、朝帰宅してきて寝てしまう。藤さんが飛び降りたのは、ちょうど彼が眠っている早朝でした」

 自殺がもたらすのは何も本人の破滅、死ばかりではないはずだ。今回掲載する事例は、過去に自殺した有名人たちのほんの一部にしかすぎない。100を優に越える悲劇が繰り返されてきたわけだが、例えば、美形の俳優が地上47階の高さから飛び降りたケースを見てみよう。