さあ一丁、ブワァーっと植木等だ!(1)「スーダラ節」の歌詞に激怒

さあ一丁、ブワァーっと植木等だ!(1)「スーダラ節」の歌詞に激怒
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 ニッポンの元気印は、間違いなく「植木等」に集約される。誰もが明るい未来を信じていた60年代、スイスイスーダララッターと鼻歌を歌い、高度経済成長期の水先案内人となった。戦後芸能界のスーパースターの死から10年、今こそ閉塞感に満ちた世の中に、あの豪快な笑い声が求められている。

「いよおっ!」

 昭和32年3月、待ち合わせ場所の内幸町駅前。植木等は「無責任シリーズ」の主人公さながらに、右手を大きく上げて、陽気な声とともに現れた。

「すごい人だなあ‥‥」

 あっけにとられる犬塚弘を前に、その男はいきなり話を始める。

「昨日、落語の『小言幸兵衛』を聴いたんだけど、これがおもしろくてねえ」

 犬塚は戦後芸能史に足跡を残した「ハナ肇クレージーキャッツ」のベーシストとして活動し、現在、唯一の健在メンバーとして植木等を語る。

「こちらのことはお構いなしに、ずっと落語の話をしているんだよ。最初は1メートルくらい距離があったのが、しまいには10センチまで顔が近づいて、ツバがバンバン飛んでくる。そして落語のオチまで言ってしまった。俺が『ところでお名前は?』と聞いたら、初めて『あ! 植木等って言うんだよ』だったから」

 犬塚がハナ肇に誘われ、新しいバンドメンバーを探しに2人で見に行ったフランキー堺のバンドにいたのが、ギターの植木とトロンボーンの谷啓だった。

 谷に続いて植木もクレージーに加わったのが昭和32年のこと。マネージメントを「渡辺プロダクション」の総帥として一大帝国を築く渡辺晋が引き受け、本格的なコミックバンドとして好評を博す。


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