
アメリカの権威あるビルボードのトップチャートに年間で3つのアルバムが1位に輝いてますます絶好調のBTS(防弾少年団)。その所属事務所のビッグ・ヒット・エンターテインメントは10月15日にコスダック(KOSDAQ)市場に新規株式上場(IPO)する予定だが、その予定価格は860億円にものぼる見込みで、その大型上場ぶりに話題が集まっている。
「なにしろそれにより43%の株式を保有する、BTS育ての親のパン・ヒショク氏(ビッグ・ヒットCEO)は一気にビリオネアの仲間入りを果たしますし、9月3日にはBTSの7人のメンバーそれぞれに計約48万弱の株を贈与していますから、彼ら自身も8億3400万円の資産を手にすることになります」(経済ジャーナリスト)
まさにBTS様様なのだが、ビッグ・ヒットの上場にはだからこその不安も。
「1つは、BTSへの依存度の高さです。ビッグ・ヒットはこの5月にNU'EST(ニューイースト)やSEVENTEEN(セブンティーン)の人気グループが所属する、韓国を代表する芸能事務所の1つであるPLEDISを買収して韓国芸能界で存在感を増してはいますが、ビッグ・ヒットはBTS以外でめぼしいのはTOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)くらいで、売上高では90%をBTSに依存していると言われているほどです」(週刊誌記者)
となれば、BTSに何かあればビッグ・ヒット本体の屋台骨は一気に揺らぎかねない。そして事実、その「何か」は以前から囁かれ続けている。