
長谷川博巳主演の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)の第40話が1月10日に放送され、平均世帯視聴率13.6%と前回よりも2.2ポイントアップした。最終回の「本能寺の変」に向けて、いよいよ物語も佳境を迎えつつある。
「長谷川が演じる明智光秀を中心に、戦国時代を駆け抜けた戦国武将たちを描く今回の大河ドラマ。第40話では、織田信長(染谷将太)が大和の守護の座を筒井順慶(駿河太郎)に与えたことに激怒した松永久秀(吉田鋼太郎)が信長に反旗を翻し、みずからの居城・信貴山城で紅蓮の炎に包まれて壮絶な死を遂げるという展開でした」(テレビ誌記者)
松永久秀といえば、戦国の三大梟雄の1人に数えられる戦国武将。荒々しい武将ながら、茶の湯を愛し天下一の名物に数えられる茶器「平蜘蛛」を所有。信長方に追い詰められ、最後には通説通り「平蜘蛛」を抱えて爆死するシーンに期待が集まっていたが、今回の大河ドラマではまったく違う結末を迎えている。
「信長との戦いに敗れ、『平蜘蛛』を盟友である光秀に託していた久秀。燃え盛る城を枕に信長を見据えるように腹を切り裂く吉田鋼太郎の迫真の演技に視聴者も仰天。これには放送を前に吉田自身も『実は、爆死したかったという思いもちょっとはありまして(中略)がっかりしないでください』とコメントを出していました」(前出・テレビ誌記者)
しかし、放送を見た視聴者からは「戦国ボンバーマンこと松永久秀、爆死せず」「炎の中でド派手に散る松永弾正。格好良い退場」「もうもうもう最高でした!」といった驚きや賞賛の声が数多くネット上に寄せられる結果となった。
「今回の大河ドラマを手掛ける脚本家の池端俊策氏によると、名物『平蜘蛛』を持つ者は『誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者』。この茶器を受け取ることによって『光秀、お前が麒麟を呼ぶんだよ』『信長とは縁を切りなさい』といったメッセージを光秀は久秀に託されます。これこそ、光秀に託された最強の爆弾。これをきっかけに本能寺の変に向けて一気に物語が進むのです」(芸能ライター)
最終回まで、あと4回。どんな結末が待ち受けているのか。
(窪田史朗)
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