東山紀之が作り出し、嵐・大野智、滝沢秀明に受け継がれた「マスク芸」とは
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 ジャニーズにはジャニー喜多川社長が総合演出を手掛けるミュージカルがいくつもある。今なお毎年定期的に開催されているのは、KinKi Kids堂本光一の主演ミュージカル「Endless SHOCK」と、滝沢秀明の「滝沢歌舞伎」だ。その礎を築いたのは、ジャニーズ初のロングランミュージカル「PLAYZONE」だとされる。1986年に少年隊が主演した名作だ。

「“プレゾン”の5作目『PLAYZONE ’90 SHOW劇 MASK』では、劇中劇に『ハムレット』が盛り込まれました。演出を任されたのは、ジャニーさんの友人の演出家・蜷川幸雄さん。ここで生まれたのが、『千年メドレー』です。純和風の衣装を身にまとい仮面をかぶった東山紀之が、マスクを次から次へと秒単位で早替えしていく演舞です。ジャニーズのミュージカルに初めて中国の伝統芸能である変面が導入された瞬間でした」(芸能ライター)

 東山はそのパートでバラードソング「千年の季節」から一転、ハードビートで黒人バックダンサーと10分以上も踊ってみせた。これは「千年メドレー」と命名され、東山がプレゾンを卒業した後も後輩に引き継がれた。それをバージョンアップさせたのが大野智だ。

「『ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO』や兵庫・宝塚で開催されたコンサートで変面をお披露目しました。そして06年の嵐ライブでは二宮和也と『千年メドレー』を完全カバー。15年の『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』でもマスクマジックを披露。タッキーは『滝沢歌舞伎』で変面を演じています。こうして大野と滝沢が、ヒガシが作り出した『仮面』を磨き上げています」(前出・芸能ライター)

 大野のダンススキルはジャニーズで1番とされる。2人の切磋琢磨はこれからも続いていくだろう。だがヒガシ、タッキー、大野に続く後継者の登場も待たれる。そのポジションに立つのは誰だろうか。

(北村ともこ