
6月12日にシンガポールで開催された米朝首脳会談で、同地の超高級ホテルにも注目が集まっている。ドナルド・トランプ米大統領が宿泊した「シャングリ・ラ」ホテルには、シンガポールにとって事実上の迎賓館と呼ばれる「バレー・ウィング」という建物があり、今回はトランプ大統領一行が同ウィングを丸ごと使っている模様だ。
それに対して金正恩・朝鮮労働党委員長は「セントレジス」ホテルの最上階フロアを貸切にしているという。同ホテルは少し奥まった立地のため警備が容易なのがメリットだ。今回の首脳会談に際しては、トランプ大統領の支持者が経営する「マリーナベイ・サンズ」ホテルも宿泊候補の一つに挙げられていたが、地下鉄駅に直結といった利便性が警備面ではマイナスとなり、見送られたという。これらのホテルについてシンガポール事情に詳しいトラベルライターが指摘する。
「マリーナベイ・サンズと言えば、3つの高層ビルの上にまたがる巨大な空中庭園と、“世界一高い場所にあるプール”で日本人観光客にも大人気のホテル。16年1月にはHey!Say!JUMPの伊野尾慧が艶系女優と海外デートを楽しんでいたとして話題になったことでも知られています。ほかにも数多くの芸能人が同ホテルを訪れていますが、今後はトランプ大統領と金委員長が泊まったホテルが新たな人気スポットになるかもしれません」
両首脳が滞在した部屋までは明らかにされていないが、それぞれのホテルで最も格式の高い部屋であろうことは容易に想像ができる。その部屋には一般の観光客も泊まることができるのだろうか?