
今年10月より放送日時が変更となったテレビ朝日のアニメ「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」の視聴率が低下の一途を辿っていると話題だ。
「デイリー新潮」は11月23日、「『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』の土曜引越しは失敗、経営判断ミスとの指摘も」と題した記事を配信し、10月5日以降に金曜夜から土曜夕方に放送時間を変更した2つの国民的アニメの視聴率低下が深刻だと綴り、「作品の“ブランド価値”が暴落する可能性」すらも指摘。また、「10年前は金曜夜で20%台を稼いでいた2番組が、土曜の夕方になってからは3%とか2%という数字も出ている」という現状を制作スタッフによる声として伝え、実際に10月5日まで視聴率6%台をキープしていた「ドラえもん」と、8月30日には7.3%を稼いだ「クレヨンしんちゃん」が揃いも揃って“土曜への引越し”後には3%台から2%台をさまよう惨状をグラフ付きで紹介した。
さらに同メディアは、テレビ朝日が両番組の放送時間変更の理由として当初「金曜夜は(子供が)塾などで『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』を見ていないので、土曜夕方に移します」と説明していた事実を引き合いに出すと、巷では“金曜より土曜の方が習い事や外出で視聴しづらい”と全く正反対の不満が募っている点も指摘。しまいには、今回の番組改編はテレビ朝日の屋台骨が揺らぐほどのミスだったとし、「経営判断ミスと言われてもおかしくない」と締めている。