星形成が盛んだった時代の宇宙で発見された、星形成をストップした「死んだ」銀河

星形成が盛んだった時代の宇宙で発見された、星形成をストップした「死んだ」銀河
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宇宙誕生から30億年が経過した頃、宇宙にあるほとんどの銀河には水素ガスが豊富に存在し、星形成が爆発的に進んでいました。宇宙は史上最も盛んに星形成が進んでいた時期だったのです。しかしそのような時代であるにもかかわらず、星の材料となる低温の水素ガスが枯渇して星形成がストップしてしまった「死んだ」銀河が6つ、ハッブル宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡の観測によって発見されました。右側の画像に映っているのは、それら6つの銀河うちの2つです。

それらの銀河は、手前側にある銀河団の重力レンズを利用して発見されました。銀河団などの重力によって、奥にある銀河の像が引き伸ばされたり明るくなったりする現象を「重力レンズ効果」と言います。重力レンズ効果を利用すると、大きな銀河団を拡大鏡のように使って、ふつうでは見ることができない遠方の銀河の詳細を調べることが可能になります。

冒頭の画像で、黄色は星の光、紫はアルマ望遠鏡で観測された塵を示しています(塵の量から低温ガスの量を推定しています)。右上の画像の中央にあり、重力レンズ効果によって歪んで見えている銀河MRG-M1341には、塵がほとんど検出されていません。一方でその左下に見える紫色の天体は、塵やガスを豊富に含む銀河です。右下の画像に映る銀河MRG-M2129では、中央付近にしか塵とガスがありません。

発見された6つの銀河が、なぜこれほど早く低温ガスを使い果たしてしまったのかは分かっていません。

Credits: Image Processing: Joseph DePasquale (STScI)

(参照)Hubblesite、Penn State University

大きな画像はオリジナルサイト(アストロピクス)ををご覧ください。

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