事件の捜査関係者、そして被害にあった人たちは、筆舌に尽くしがたい気持ちでいることでしょう。17年前、「オウム真理教」の幹部として教祖の麻原彰晃(松本智津夫)と共謀し、地下鉄サリン事件という大規模なテロ事件を起こしたメンバーのひとりであるとされています。このほか、高橋容疑者が起こしたとされる事件は複数あり、事件を知る重要な人物でもあります。高橋容疑者の容疑内容についてまとめてみましょう。
■地下鉄サリン事件
実行者のひとりとして殺人の容疑。
平成7年3月20日、地下鉄日比谷線、千代田線、丸ノ内線の車内で猛毒のサリンガスを発生させて、乗客12名が死亡、約5533人に重軽傷を負わせる、史上最悪のテロ事件と言われている。サリンの後遺症は重く、17年経った今も、通常の生活が送れずに過ごしている人が多数いる。
■仮谷清志さん逮捕拉致監禁致死事件
平成6年頃。目黒公証役場の事務長、仮谷清志さん(当時68歳)を拉致・監禁し、殺害した共犯者として。被害者の仮谷さんの妹がオウム真理教に入信したが、多額の布施を要求されるようになり、目黒公証役場の土地・建物も要求されるようになったので逃げ出したが、布施を拒否する仮谷さんを狙ったもの。
■東京都庁郵便物爆破事件