【対談連載】PAOSNET(上海)首席代表 文化研究者、伝統工芸師 王 超鷹

【対談連載】PAOSNET(上海)首席代表 文化研究者、伝統工芸師 王 超鷹
 今回、王さんと対談するにあたり、資料に目を通していると、「あれっ、この本は?」という著作のタイトルに行き当たった。自宅の書棚を探してみると『トンパ文字』の本が確かにある。すごい偶然だ。この話を王さんにしたら、専門性が高いゆえ、出版社から「もし、売れなかったら原稿料はなし」という条件で出版にこぎつけた本だという。結果として「大学院1年間の授業料相当」の原稿料を手にする。努力が報われることで、次の一歩が踏み出せた。とても大事な仕事だったのだと改めて思う。(本紙主幹・奥田喜久男)

●祖母が救ってくれた小さな命
 王さんは中国伝統工芸の第一人者であるとともに、上場企業のCIやロゴデザインも数多く手掛けてこられました。今日は、ここに至るまでのお話をうかがいたいのですが、王さんはどんな幼少期を過ごされたのですか。
 私は、1958年に上海で生まれたのですが、父は中国共産党の高級スパイでした。共産党員でありながら国民党に入り、国民党の中佐の地位まで登り詰めたんです。母も大企業の総経理と社会的地位が高く、幼い頃は裕福でした。
 エリート一家だったのですね。
 ところが、幸せだったのは私が9歳になるまででした。文化大革命が始まったのは66年ですが、私の家に紅衛兵が踏み込んで、すべてを破壊していったのはその翌年、67年のことです。
 エリートや知的な職業の人ほど、文化大革命でたいへんな目に遭われました。
 そうですね。でもそんな中で、私にとって母方の祖母は守り神のような存在でした。私が母のお腹にいたとき、母は全身麻酔の大手術を受けたのですが、このとき医師は「この子は手術中に亡くなるか重い障害を負うことになるから産まないほうがいい」と父母を説得したんです。

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「【対談連載】PAOSNET(上海)首席代表 文化研究者、伝統工芸師 王 超鷹」の みんなの反応 3
  • 匿名さん 通報

    すごい、、、王 超鷹氏も天才だが、お婆様がほとんど神がかっている。日本でも武家のお姫様は豪胆だったが、もう日本にはこんな素晴らしい女性は出ないだろうな、、、いや、まだわからん。

    0
  • 匿名さん 通報

    近所の幼稚園を作った女性は、戦後貧乏な中で米軍と交渉もして、人種国籍など一切不問で子供たちを預かり育てた。クリスチャンだったので出身地では嫌がらせも受けたというが最後は村人も彼女を認めた。

    0
  • 匿名さん 通報

    文革では知識人が殺された。安倍晋三は大学の文化系を徹底的に痛めつけている。

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2020年1月20日のIT記事

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