Tenuis3のサイズは、名刺ケースよりやや大きめといったところ。耐久性の高い帆布とヤギ革を組み合わせて作られている。表面は、ラフな質感で、傷やスレがあまり気にならない。むしろ使い込んでいけば、独特の味が出てきそうだ。
厚さはわずか6mmで、一見すると収納力が高そうにみえない。中を開けてみると、2列のカードホルダー、ファスナー付きのコインポケット、お札を入れるメインポケットがある。構成はそこまで普通の財布と変わらない。
現在、使用している長財布と並べてみた。面積は約半分。今回は、この長財布に入っている中身がどれだけTenuis3に収まるか検証してみる。
続いて、コインポケット。こちらは、中にちょっとした工夫がある。
ぱっと見で収納できるのか、心配になったのがカードホルダー。「カードってこんなに小さかったかな」と不安になるほどの幅しかない。実際に収納しようとすると、かなりキツく感じる。
1枚目は緊張したが、最終的に6枚のカードが収まった。ただ、取り出すのは通常の財布と比べると、やはり固い。4枚程度に抑えると取り出しがずいぶんと楽になったので、キャパギリギリで使う必要はないかもしれない。もっとも時間の経過で革がより柔らかくなれば、使い勝手も向上していきそうだ。
Tenuis3には、実は隠し要素がある。
もともと使っていた長財布の中に入っていたものだと、紙幣(5枚)と硬貨(10枚)が無理なく収まった。カード類については、6枚+1枚(ICカード)が限度なので少し削る必要があったが、最近はスマートフォン決済で財布を取り出す回数も減りつつある。
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