全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年1月のタブレット端末の販売台数は前年同月比115.1%となった。前月は、久しぶりに前年を下回る結果になったが、すぐさま回復に転じ、市場の堅調な成長ぶりを示した。


 メーカー別の販売台数前年同月比は、アップルが120.7%、ファーウェイが77.9%、レノボが165.8%、NECが129.5%。販売台数シェアではアップルが6割超と圧倒的だが、競合各社も成長率は高い。また、1月のデータではこれまで2番手だったファーウェイをレノボが抜いたことも注目に値する。
 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、iPad Air Wi-Fi 64GBがトップを獲得。3万円台の第8世代iPadより単価は高いながら、高い支持を獲得している。Androidでファーウェイの「MediaPad T5」「MediaPad M5 lite」、NECの「LAVIE Tab E」、Chrome OSでレノボの「IdeaPad Duet」が売れ筋になっている。
(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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