戦慄しかない! 認知症の父の介護をする「独り暮らしの母」がボケた場合どうするか【母の確実な老い問題】

 特別養護老人ホームに入った認知症の父の介護で何が見えてきたのか? 『親の介護をしないとダメですか?』の著者、コラムニスト吉田潮さんがこれまでの母との介護記録を総括した。
 今の時点で見えてきたもの———世の中の頑迷な男尊女卑の慣習とむき出しの自分エゴと向き合う苦しみでもあった。では、どうすれば良いのか? 介護を親孝行の感情から、それに向き合う時間とお金の「勘定」=「マネジメント」の観点から捉え直していきます。今回は介護では「戦友」でもある「母の老い」をテーマに新たなるリスクを考えます。◆父の介護で見えてきたもの———母の心配性
戦慄しかない! 認知症の父の介護をする「独り暮らしの母」がボケた場合どうするか【母の確実な老い問題】

 特養老人ホームに入って1年も経つと、父はかなり安定してきた。
 体重も減り、体も軽くなったようで、目を見張るような動きもたまにする。以前は出っ張った腹のせいで、自分で靴を履けなかった父が、先日、自分で靴を履いている姿を目撃した。スタッフさんや入居している人に話を聞くと、自分の足でちゃんと歩いて、普通に過ごしているときもあるそうだ。
 ああ、私たちは甘やかしすぎてきたのかと反省もする。
 見守ってくれる人がたくさんいるホームにいる父は、ひとまず私の心配の対象ではなくなった。
 むしろ独り暮らしをしている母のほうが心配になった。
 とにかく心配性で、事件や事故が起きると必要以上に感情移入して、勝手に揺さぶられている。先日も「アポ電強盗事件(まずアポイントの電話で高齢者の身辺に探りを入れて、のちに家を襲撃して、強盗殺害をはたらく輩の事件)」の報道をテレビで観て、戦々恐々としているのだ。
 夜は出歩かず、戸締まりを何度も確認。携帯電話は留守電をセットし、防犯意識としては、いい心がけである。
 ところが、だ。やはりそこは高齢者だなと思わせることがあった。


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