栃木出身者が仰天した、東京の盆踊り風景

 夏になると、各地で盆踊り大会が開催される。盆踊りとは死者を供養するという宗教的な起源があるとされるが、いまでは祭りとして人々に楽しみをもたらすイベントになった。そこで使われる楽曲もひとつではなく、各地で違いが見られる。

栃木出身者が仰天した、東京の盆踊り風景
 

 筆者の地元、栃木県では『日光和楽踊り』が使われていた。日光東照宮や二荒山神社、華厳の滝など、日光の名所が歌われた民謡だ。町内会のお祭りでは、和太鼓や鉦鼓などの楽器で演奏され、それに合わせて櫓の周りで踊ったものである。盆踊りといえば、この日光和楽踊りが全国的に使われていると思っていたのだ。

 しかし上京後、近所で行われていた夏祭りをのぞいてみたら、『東京音頭』が使われていたのである。日光和楽踊りが一切使われないことはもちろんだが、東京音頭といえば東京ヤクルトスワローズの応援歌だと思っていた筆者は、カルチャーショックを受けたのだった。

 ■『きよしのズンドコ節』『無音盆踊り』も。

 これを機に、地方出身者に話を聞くと、それぞれの土地で使用される楽曲が異なることが判明。各地の民謡を使うところもあれば、『アラレちゃん音頭』のようなアニメソングを使う地方もあった。

 さらに最近では、歌謡曲やJ-POPまで盆踊りに使われているので驚きだ。現在、筆者が住む首都圏郊外の祭りでは、『きよしのズンドコ節』(氷川きよし)が流れていた。これに合わせて地元の人々が踊っているのだが、振り付けはどこで覚えるのだろうか。気になって尋ねたところ、町内で講習会を開いたりしているとのことだった。

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