アベノミクスへの誤解 「10年後に年収150万増」のウソ?…名目GNIのカラクリ

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アベノミクスへの誤解 「10年後に年収150万増」のウソ?…名目GNIのカラクリ
 6月5日、安倍晋三首相は成長戦略第3弾について講演を行った。この中で安倍首相は、「1人あたり名目GNI(国民総所得)を10年後に150万円以上拡大する」と述べた。加えて、「最も重要なKPI(Key Performance Indicator=重要成果目標)とは何か。それは“1人当たり国民総所得”であると考えています。なぜなら、私の成長戦略の目指すところが、意欲のある人たちに仕事をつくり、頑張って働く人たちの手取りを増やすことにほかならないからです。つまりは、家計が潤うこと。その一点です」と語った。

 6月14日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」では、「『再生の10年』を通じて目指すマクロ経済の姿」の中で、「実質的な購買力を表す実質国民総所得(実質GNI)は中長期的に年2%を上回る伸びとなることが期待される。1人当たり名目国民総所得(名目GNI)は中長期的に年3%を上回る伸びとなり、10年後には150万円以上増加することが期待される」と記述されている。

 つまり、現在384万円という1人当たり名目GNIが150万円以上増加すると公約しているわけだ。安倍首相の言葉を信じれば、この目標は“頑張って働く人たちの手取りを増やすこと、つまりは家計が潤うこと”を目指しているわけであり、当然、国民は10年間で所得が150万円以上増加すると解釈するだろう。


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