経産省出身の岐阜・福岡両県知事に不満噴出 経歴自慢だけで「給料泥棒」との批判も

経産省出身の岐阜・福岡両県知事に不満噴出 経歴自慢だけで「給料泥棒」との批判も
 岐阜県の古田肇知事(66)の悪評が、財界関係者やお膝元の県庁内で充満している。すでに秘書経験者ら側近の離反も始まった。

 古田氏は高級官僚として超エリートコースを歩んできた。地元の県立岐阜高校をトップの成績で卒業後に東京大学法学部に進学。通産省(現経産省)に入省後は、官僚の中の官僚を養成するといわれる超難関のフランス国立行政学院(ENA)に留学。さらにジェトロでニューヨーク駐在の産業調査員、羽田孜、村山富市両内閣では首相秘書官も歴任、経産省から外務省に出向して経済協力局長を最後に退官した。その後は、2005年に岐阜県知事に就任し、13年2月には3選を果たしている。

 悪評の内容は、「2期8年の間にまったく何も成果が残せておらず、やったのは昨年開催した『ぎふ清流国体』くらい」(県庁中堅幹部)といった政治手腕のなさが中心。国体開催についても、順番で開催が回ってくるもので知事の力量とはまったく関係なく、いまや地方行政にとっては財政負担ばかりが目立つ、お荷物的な存在との見方もある。

 県庁内からは「自分で考えた政策がないうえに有能な職員を使いこなすマネジメント能力もまったくない。そればかりか、ご注進するとうるさがって、意見具申した側近を左遷したこともあるので、誰もご注進しなくなり、いまや『裸の王様』状態」との声も漏れてくる。

 岐阜県内の企業経営者もこう話す。

「前知事の梶原拓さんは強烈なリーダーシップで自分の政策を推し進めたために、それが強引に映る場面もありましたし、箱モノ行政を進めた結果、起債も増えましたが、岐阜県の食料自給率向上政策など他県が取り組まないようなユニークでかつ長期的には必要な政策を打ち出していました。一方で今の古田さんはまったくと言っていいほど何もやっていません。これでは給料泥棒です。それでも3選できたのは、田舎で保守的な岐阜県では、何もやっていないことが堅実と映ったのかもしれません」


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