100円ショップチェーン最大手の「ダイソー」。大創産業が運営するこのブランドは、増税後も低価格かつ高品質な商品展開を続けており、衰えぬ人気を保ち続けている。

 実際、ダイソーの1日の来客数は驚異の約230万人。1日の売上額は約12億円、年間の売上額は約4757億円にまで達している。店舗数も国内だけで3367店舗、海外展開店舗も約2175店舗と破竹の勢いだ。

 そんな躍進を続けるダイソーの冬ラインナップを、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独自リサーチ。人気ブランドに潜む「この冬、買ってはいけないダイソーの残念グッズ」を5つピックアップした。買って後悔する前に、ぜひ一度この記事に目を通してみてほしい。

衣類圧縮袋/110円(税込、以下同)

 気温の下がってきた昨今、衣替えで夏物の衣類を収納するのに手間取る人も多いはず。そんな時に活躍するのが、衣類や布団の圧縮袋だが、ダイソーの「衣類圧縮袋」は避けたほうが賢明かもしれない。

 わずか110円という低価格に心惹かれがちだが、ポリエステル製の本体はペラペラでかなり心許ない。それゆえ、掃除機で吸うときにうっかり本体を吸い込んでしまいがちなのも気になるポイントだ。

 また、チャック部分は二重になっているが、かなり固く開けるのに一苦労。閉じるときは専用のスライダーを使うのだが、縦にしっかり押し込んでスライドさせないと、密閉が甘くなりがちなうえ、推奨される“チャック部分を濡れた布で一拭きする”という一手間も正直面倒だ。

ダニ捕りシートmini/110円

 年の瀬の大掃除であらかたきれいにしたつもりでも、布団やカーペットの中などに潜む“ダニ”まではなかなかきれいにしきれないもの。そんな時に設置式のダニ捕りシートなどは効果的な対処法だが、ダイソーの「ダニ捕りシートmini」は考えものだ。

 類似商品のなかでも破格の安さを誇る本品だが、その効果には大いに疑問が挙がっている。気になる場所に置いておくだけで、におい成分に惹かれたダニがシートに吸着するという触れ込みだが、実際に3カ月設置してもダニが全然捕れなかったという報告がある。

 また、そのにおいも強烈。ココナッツのにおいを凝縮したような、人工的な香りがするのだが、これを枕や衣類ケースの中に入れて3カ月も耐えねばならないと思うと辛いものがある。

においもほどほどで捕獲効果も高い他社製品を買うほうが賢明だろう。

2層式透明クリーンシート/110円

 頑固な油汚れなどが手間のかかるキッチン周りのお掃除は、年末の大掃除でも後回しにしてしまいがち。毎日キレイにしていればいいのだが、ズボラな人にとってはかなり面倒な作業となってしまう。そんな人には汚れたら剥がせる透明シートがオススメ。

 キッチンの壁にあらかじめ貼り付けておく、こうしたタイプの便利な透明シートだが、ダイソーの「2層式透明クリーンシート」は、難点の多い商品といわざるを得ない。

 キレイにしておいた壁に霧吹きで水を吹き、本品を空気が入らないようにピンと張り詰めながら貼っていくのだが、折りたたまれている時についたであろう、強烈な折りグセが邪魔をしてくるのだ。

もともと空気抜きをしなければならない貼り付け時の手間に加え、この折りグセが使用者にイライラを募らせていく、かなり手間のかかるアイテムだ。

水に浮かんで光るLEDキューブライト/110円

 最近は、家族や友人同士の新年会をあえて自宅で開くという人も増えてきているようだ。そんな時のインテリアとして、100均でパーティーグッズを購入する人もいるだろうが、ダイソーの「水に浮かんで光るLEDキューブライト」はあまりオススメできない。

 アイスキューブのような見た目のポリスチレン製のキューブには、7色に自動で光るLEDが組み込まれており、水に浮かべるだけで点灯する仕組みになっている。

 しかし、このキューブ、基盤やボタン電池が組み込まれた底部までスケルトンなので、あまり見栄えが良くないのだ。また、一見すると氷のようだが、飲み物には入れられず、熱湯もダメ。

「氷と一緒に飲み物に」なんて計画していた人にとってはガッカリだろう。

2口分配シガーソケット/220円

 車に内蔵されたコンセントとでもいうべき“シガーソケット”。もともとはシガーライターを挿しておくソケットだったが、近年はソケットだけ内蔵されていることも多く、USBソケットを差し込んでスマホの充電に使う人も多くなっている。

 年末年始の帰省で長時間車に乗る人も多いこの季節、何かと入り用なシガーソケットの挿入口を増やしてくれる分配器は便利なものだが、ダイソーの「2口分配シガーソケット」は悪評も多く挙がっている要注意品だ。

 というのも、使用後数日で使えなくなったという報告があるのだ。その原因は、内部のハンダ付けの甘さ。

分解してハンダ付けし直せば動くが、その手間や技術を持つ人ばかりではないので、下手すると“安物買いの銭失い”になる可能性が大なのだ。

――高品質・ロープライスなダイソーだが、まだまだ“100均クオリティー”と言わざるを得ない商品もある様子。冬の季節を快適に過ごすためにも、手にする商品の善し悪しをこの記事を参考にしてしっかりと吟味してみてほしい。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)