プロ野球・日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手へのバッシングが鳴り止まない。

 14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、出版社ベースボール・マガジン社の池田哲雄社長にポルシェやマンションを与えられていたと報じられた斎藤。

斎藤は同社長に相当な「おねだり」をしていたようだ。

 日本テレビの上重聡アナウンサーの時もやり玉にあげられた「利益供与」にも該当しかねないこのスキャンダルに、ネットは大炎上。「そんなんだから結果出ないんだよ」「ダメなりに応援してたのに」「この行為はもうプロじゃない」など最大級の批判であふれている。

 ベースボール・マガジン社といえば、長く野球雑誌を提供している老舗だが、そこの社長が成績が芳しいとはいえない斎藤にこれだけの「献上」をしていたのを見る限り、斎藤が相当に「営業上手」だったのは間違いない。

 もともと「持ってる」発言を中心に、そのコピーライティング力が評価されていた斎藤。それで営業上手となれば、広告代理店の社員などのほうが向いているようにも思える。
いずれにせよ、結果を残せない中で注目だけはされ、その上でこのスキャンダルというのは、プロ野球選手としての今後のキャリアに大きな影響を及ぼすことは必至だ。

 さらに、今回のスキャンダルは、単に斎藤の問題だけではすまない可能性もあると記者は語る。

「老舗の野球雑誌社が選手をその形で寵愛していたとなると、このような状況にある選手は他にもいる可能性が指摘されています。過去には桑田真澄なども金品授受で処分を受けているように、斎藤が初めての例ではありません。最近の薬物逮捕ではありませんが、今後『芋づる式』に有名選手のスキャンダルが発覚する可能性は否定できません」(記者)

 野球賭博など、良いニュースがなさすぎるプロ野球界だが、さらに大きな爆弾につながりかねない問題のようだ。そのきっかけが“あの”斎藤とは、なんともいたたまれない。