「女子選手は練習もアウト」ガラパゴス化が進む甲子園の「前時代的」な規則に非難殺到!女子が高校野球の聖地に立てる日は来るのか?

 東京都知事でさえ女性がなる時代、未だ「女人禁制」などと前時代的な規則に縛られているのが、高校野球の聖地・甲子園球場だ。

 7日に開幕する第98回全国高校野球選手権大会に向け、出場各校が甲子園練習を行っている最中の出来事だった。2日、大分代表・大分高校の女子マネージャーが補助員として練習に参加していたところ、気付いた大会関係者に制止されたのだ。

 無論、大会規則には「危険防止のためグラウンドに立つのは男子のみ」という規則が存在するが、試合だけでなく、練習においても「女人禁制」は徹底されているようだ。だが、果たして、そこまで徹底する必要があるのだろうか。

 実は、このような事例は過去にもあった。

 2008年のセンバツ大会では、山口代表の華陵高校の女子部員の甲子園練習への参加が認められずに話題となった。事前に知らされた女子部員は、泣いて一夜を過ごしたという。

 あれから8年経った今年。それでも男子部員に交じって野球を続ける女子部員がおり、チームを支える女子マネージャーがいる。彼女たちは、例え自分の高校が甲子園出場を果たしても、自分がグラウンドに立つことはできないと知っているはずだ。それを覚悟で甲子園を目指している。

 そしてまた、今回のような甲子園の盛り上がりに水を差すような出来事があった。

 無論、規則で定められている限り、非があるのは大分高校側だ。しかし、何故女子が甲子園のグラウンドに立ってはいけないのか……そこには「危険防止」という極めて曖昧な理由しか存在しない。安全のためとはいえ、では男子は大丈夫なのか。ならば、女子が男子に身体的に劣っていることは、あくまで統計的な一般論に過ぎないのではないだろうか。

 実際に、この問題に対してはネット上でも大きな波紋を呼んでいる。

 最も多かった意見は、やはり“男尊女卑”という時代錯誤的な規則が、未だに改善されていない日本高等学校野球連盟の規定について指摘したもので「別に女子が出てもいいと思う」「くだらないルール」「相撲の土俵か」といった率直な意見が相次いだ。

「実は高校野球の基本ルールとなる高校野球特別規則は、プロ野球等の野球のルール変更に合わせて何度も変更が成されています。ちなみに前回変更があったのは2013年の4月。『試合到着遅れの選手に対する取り扱い』や『負傷等の応急処置として、テープなどの使用』など、かなり細かいルールについても記載されていますが、時代の流れに合わせて、もっと他に見直すべき点があるのかもしれません」(記者)

 元々、特に夏の甲子園に関しては、その過酷な試合日程を諸外国から「日本の高校野球はクレイジーだ」と問題視されている。

 だが、今回の問題で改めて浮き彫りになったのは、すでに首都の知事どころか一国の首相まで平然と女性が務めている世界各国において、未だに時代に逆行している日本の甲子園のガラパゴス化は極めて著しいということだ。

 男女混合で行う以上、実力が伴わないのであれば仕方ない。しかし、ただ単に「女子」というだけで参加資格を奪ってしまうのは、あまりにも一方的であり、やはり現代社会から大きく取り残された見識と述べざるを得ない。

 いつか甲子園で女子マネージャーが堂々と選手の練習を手伝い、女子選手が何不自由なく試合で躍動する……そんな未来が、一刻も早く来ることを願って止まないし、その解決はそこまで難しい問題ではないのではないだろうか。

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