フジ『グッド・ドクター』女子高生が出産して里子へ…視聴者の間で議論呼ぶ

 俳優の山崎賢人が主演を務める連続テレビドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の第2話が7月19日に放送され、平均視聴率は初回から0.9ポイントダウンの10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

 第2話では、高校生の菅原唯菜(山田杏奈)が東郷記念病院小児外科に緊急搬送されてきて低出生体重児を出産した。赤ん坊は壊死性腸炎の状態で、このままでは死亡してしまう。リスクの高い手術を回避したい小児外科科長の間宮啓介(戸次重幸)ら医師たちは、温存治療を選択する。

 しかし、レジデント(後期研修医)の新堂湊(山崎)が「手術をすれば助かります」と言ってしまったことで、唯菜は手術を希望する。ただ、未成年である唯菜の希望だけでは手術をすることができない。そんななか、新堂は助けたい一心で赤ん坊の観察を続けていた。

 やがて回復の兆しが見え、新堂は指導医の瀬戸夏美(上野樹里)と共に小児外科主任の高山誠司(藤木直人)に手術を依頼する。そして、唯菜の母親からも同意を得たことで手術が行われ、手術中には新堂の診察結果に高山が理解を示す場面もあり、「初回よりは、周囲に新堂の才能が認められつつある」という展開だった。

 今回は「未受診妊婦の低体重児出産」「未成年の出産」という問題が取り上げられた。しかし、赤ん坊の命は救われたものの、最後は里子に出されるという展開が視聴者の間で議論を呼んでいるようだ。

「父親は? 赤ちゃんを救ったはいいけど、その後はどうするの?」

「その場しのぎの解決のように見える。女子高生がひとりで子どもを産むという設定を良い話に持っていくのは、そもそも無理」

「世の中そんなに甘くない」

 テーマ自体を疑問視する意見が多いなか、山崎に対する不満はほとんど見られない。山崎に限らず、人気の若手俳優が主演を務めると「またか」「ゴリ押し」と揶揄する声が噴出することもあるが、『グッド・ドクター』に関しては山崎の俳優としての力量が認められつつあるといえるだろう。

 実際、見られるのは彼の演技を絶賛する声ばかりだ。

「演技うまいなぁと思うのは、役ごとに目つきというか視線の送り方を変えていて、それが微妙なんだけど確実に違いを生んでいるところ。こういう、小さいけど確実な変化を生み出せる役者ってあまりいないと思う」

「こんなに成長が目に見えてわかる俳優もなかなかいない」

「上野樹里さん目当てで見始めたけど、山崎賢人さんの演技が想像以上に素晴らしくておったまげた。この作品は彼の代表作になるんじゃないだろうか」

 山崎にも「ゴリ押し俳優」「出すぎて見たくない」といわれた時代があったはずだが、人気漫画の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(東宝、ワーナー・ブラザース映画)、就職活動にもがく大学生を演じたドラマ『陸王』(TBS系)、チャラいホストを演じたドラマ『トドメの接吻(キス)』(日本テレビ系)と、作品を重ねるごとに新たな演技スタイルを開拓しており、俳優として確実に成長している。

 今回は先天性の自閉症スペクトラム障がいがあり、サヴァン症候群の青年を演じているが、このような役柄はかつて上野が得意としていた。その上野とバディのような立ち位置で出演している『グッド・ドクター』は、山崎のキャリアの上でも大きな意味を持ちそうだ。

 ドラマ自体は、自閉症なのか小児科が抱える社会問題なのか、まだ切り込むべきテーマが曖昧な点が気がかりだが、山崎の演技力には目を見張るものがある。このドラマでさらに大きく成長するであろう、彼の姿に注目していきたい。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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