4月1日に新元号「令和」が発表され、国内はお祝いムードに包まれている。皇太子さまは5月1日に新天皇として即位され、令和の時代を迎える。
新天皇を支える皇族方の筆頭といえるのが、「皇嗣家」となる秋篠宮家。その秋篠宮さまの長女・眞子さまは、2017年9月にパラリーガル(当時)の小室圭さんとの婚約内定会見を行われたものの、小室家の抱える借金トラブルが発覚すると、婚約内定は延期に。その後、昨年11月に行われた会見で秋篠宮さまは、「(借金問題について)それ相応の対応をするべきだ」「そういう状況にならなければ、私たちは、婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」とご発言された。
これを受け、今年1月に小室家側は借金問題に関する釈明文書を発表したが、一向に結婚までの道筋は見えず、お二人の結婚問題は漂流している。3月22日には、国際基督教大学の卒業式を迎えられた秋篠宮さまの次女、佳子さまが、宮内記者会の質問に答えられるかたちで、次のコメントを発表された。
「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」
そんななか、3月以降、秋篠宮家内の確執を伝える報道が相次いでいる。
たとえば「週刊文春」(文藝春秋/4月11日号)は、佳子さまと秋篠宮ご夫妻のコミュニケーションがほぼ断絶していると報じている。同誌によると、学習院女子高等科の文化祭で有志を募ってヒップホップのダンスを披露したことについて、紀子さまが反対されたことも影響しているという。
また、「週刊女性」(主婦と生活社/4月23日号)も、佳子さまが都内のダンススクールでレッスンを続けていることを、紀子さまはよく思っておらず、佳子さまが紀子さまに反抗する場面もみられると報じている。
●不協和音の要因
こうした不穏な空気がただよっている要因について、皇室に詳しい記者は語る。
「秋篠宮家内の不協和音を生んだ最大の要因は、やはり小室家の存在でしょう。もし小室さんが眞子さまとご結婚され、将来、眞子さまの弟である悠仁さまが天皇に即位されれば、小室さんは天皇の義兄になります。その方が借金トラブルを抱えているというのは、やはり許されないと考えるのが自然でしょう。さらに、お二人がご結婚されれば国から1億円以上の一時金が支払われますが、そのお金は皇室としての品格を保つためという意味合いもあり、小室さんが借金問題を解決しないままで結婚に踏み切るというのは、世論的にも許されないでしょう。
そうした事情を踏まえれば、秋篠宮さまがお二人のご結婚を容易に許せるはずもなく、結果として、いまだに小室さんとの結婚を望まれておられる眞子さまと秋篠宮さまの間で、確執が生まれているのではないでしょうか。一連の騒動でこれだけ皇室を揺るがせ、スキャンダルに巻き込んだ責任を取る意味でも、小室さん側からしかるべき決断をすべきではないでしょうか。
お二人の結婚問題がいつまでも膠着状態を続けているせいで、それが影を落とすかたちで、秋篠宮さまご夫妻と、眞子さま佳子さま姉妹との間で溝が深まっているようです。さらに最近では、秋篠宮さまと紀子さまの間でも、意思疎通がうまくなされず、秋篠宮家の職員の方々が混乱気味だという話まで漏れ伝わってきます」
皇嗣家となる秋篠宮家が大きな懸案事項を抱えたまま、まもなく代替わりを迎えようとしている。
(文=編集部)