第83回 『カニバルズ』

第83回 『カニバルズ』
『カニバルズ』※ビデオ廃番

1987年・アメリカ・88分
監督・脚本/カーク・アレックス
出演/キム・マッカミー、チャック・エリス、ミッチ・ロジャースほか
原題『LUNCHMEAT』
ビデオ発売 徳間コミュニケーションズ(廃盤)


 この夏、梅雨明け気分を憂鬱に引き戻すような映画が日本に上陸する。1981年に世界を震撼させた「パリ人肉事件」のドキュメンタリー映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』(米仏合作)だ。

「パリ人肉事件」とは、1981年にパリの大学院に留学していた佐川一政(当時32歳)が、オランダ人の女性留学生(当時25歳)を銃殺、屍姦後に死体を解体してその一部を食べ逮捕された事件。当時の加害者は身長152センチ、体重35キロ。「こんな小柄な男が!?」と、その容貌も世間に大きな衝撃を与えた。

 そんな佐川が顔を出して心境を語る『カニバ』なのだが、日本では全配給会社に買付けを拒否され、人気ウェブサイトのTOCANAが配給するまで公開に2年を要した。ということで『カニバ』日本解禁を祝し、誰にも見向きもされなかった未DVD化の人食い映画をサルベージしたい。

 唯一鑑賞できたVHSビデオには「一度食べたら忘れられない肉がある...。人の肉はマズイって誰が言ったの...?」というセンスのないキャッチコピー。監督も俳優も知らない人ばかりだ。


 カリフォルニアの山中を、オーバーオールを着た巨漢ベニーが生きたニワトリを小脇に抱えて走っている。それを追いかけて捕まえ、家に戻すベニーの兄2人と親父。親父はベニーを鞭でビシバシ叩いて首に縄を掛ける。庭に犬のように繋がれたベニーは、持っていたニワトリを生で食い始める(汗)。食肉業者の彼らは、『悪魔のいけにえ』など70年~80年代のホラー映画でよく見る、人里離れた郊外で暮らす頭のイカレタ一家だ。


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