漫画家・萩尾望都が初めて明かす、大泉での共同生活。美化される友情物語の真実とは――

 『ポーの一族』や『11人いる!』『残酷な神が支配する』など、日本漫画界に輝く名作を生み出してきた萩尾望都さん。漫画家としてデビューして、すでに50年が経つといいます。

 福岡県出身の彼女はデビューした年に上京し、1970年から1972年の2年間ほど練馬区の大泉にて、漫画家の竹宮惠子さんと2階建ての半長屋で共同生活をしていました。そのころについて、この数年で急にさまざまな話が来るようになったそうです。萩尾さんが何度断っても、竹宮さんとの対談やテレビドラマ化の企画などが持ち掛けられるといいます。

 そこで、「仕方がない、もう、これは一度、話すしかないだろうと思いました。これで私の気持ちをご理解いただき、外部からのアプローチが収まるよう望みます」(本書より)という意図から書かれたのが、本書『一度きりの大泉の話』です。

 大泉での生活をスタートさせた当初、萩尾さんのすぐ近所に住んでいたのが、のちに竹宮さんのブレインとなる増山法恵さんでした。彼女は毎日のように萩尾さんたちのもとに泊まりに来て、3人は眠り込むまで語り明かしたといいます。増山さんに触発され、文化的な知識をどんどんと吸収していった萩尾さんでしたが、どうしても感情移入できなかったのが「少年愛」の世界でした。しかし、竹宮さんと増山さんは見事に共鳴し、1971年には竹宮さんは少年愛がテーマの『風と木の詩』をクロッキーブックに描き、世に発表できる日を待ち望んでいたのだそうです。


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